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[米国]
【Lotusphere 2008】
IBM Lotusの新パートナーにCiscoら3社、「Sametime」の販売・連携を推進
ユニファイド・コミュニケーションを巡る提携の動きが活発化
(2008年01月24日)
米国IBMのLotus部門は1月22日、企業ユーザー向けユニファイド・コミュニケーション(UC)製品の新たなパートナーとして、米国Cisco SystemsとカナダNortel Networks、および米国Carestream Healthが加わったと発表した。
新たにLotusのパートナーとなったCiscoらは、コミュニケーション・プラットフォーム「Lotus Sametime」の供給を受けることになる。3社のうちCiscoとNortelは、いずれも自前でUC製品を供給しており、リアルタイム・コミュニケーション戦略を展開するMicrosoft(同社はLotusのライバルでもある)とも提携関係を結ぶなど、業界内で一定の勢力を有している。
今回のパートナーシップは、フロリダ州オーランドで開催中の「Lotusphere 2008」で発表された。今年は、Sametimeの登場から10年という節目に当たり、IBM/Lotusも同コンファレンスでSametimeの10周年を声高にアピールしている。
Ciscoは、自社のUC製品ラインにSametimeを加えるとともに、各種のUC機能をSametimeに統合するためのプラグインも開発する予定だ。また同社は、およそ1,200の組織が加わっているパートナー・チャネル「UC Advanced Specialized」を通じてSametimeを販売することになっている。
一方Nortelは、Sametimeを同社のCall Server製品ラインと統合し、VoIP、プレゼンス、click-to-conferense(クリック・ツー・コンファレンス)などの機能を同サーバで提供する予定だ。加えて、「Nortel Small Business Communications Server 500」にSametimeをバンドルするとともに、IBM System iシリーズのハードウェアにもSametimeをパッケージングする。
Carestream Healthは、Sametimeのインスタント・メッセージング(IM)とVoIP機能を自社の画像処理技術と統合し、放射線医療分野向けに提供することになっている。
Lotusは今回、EricssonやNECとも、製品の統合やサービスの分野で提携したことを明らかにした。
EricssonはLotusとの協業の下、自社のプラットフォーム「MX-ONE」にSametimeを統合する。これにより、相手の名前をクリックするだけで電話をかけることができるようになり、通話をコンファレンス・コールに移行させたり、携帯電話やオフィスの電話に転送したりすることも可能になる。Ericssonでは、プレゼンス情報(在席情報)も統合し、Sametimeクライアントを介して相手の在席を確認できるようにする計画だ。
NECのほうは、ゲートウェイ・モジュール「Univerge」を使って自社のPBXシステムとSametimeを統合する予定だ。これにより、プレゼンス情報を見たり、Sametimeのインスタント・メッセージやWebコンファレンス・インタフェース、Notes電子メール・メッセージから電話をかけたりすることが可能になるという。
なお、Lotus部門の幹部によると、チャット機能などを搭載したSametime Advanced Serverが今年上半期中にも投入される見込みだ。また、通話制御機能などをサポートするよう設計されたUnified Telephonyバージョンも年内の予定だが、Lotus側は具体的な出荷時期について言及していない。
UC分野で提携の動きが目立つことについて、ある業界専門家は、「今後3年以内に導入のピークを迎えるUCインフラストラクチャの普及を促したいという意思の表れ」と指摘する。同氏によると、いち早くUCを導入した企業の中には、IMなどのリアルタイム・ツールを使ってコミュニケーションをスピードアップさせるだけでなく、迅速なビジネス・プロセスを実現したところもあるという。
調査会社Frost&Sullivanの主任アナリスト、メラニー・テュレック(Melanie Turek)氏は、「UCが威力を発揮する業務を探しているというのが、ユーザー企業の今の段階だ。企業にとって、プレゼンス情報に基づくインスタント・コミュニケーション機能はきわめて有益であり、その効果も、応答時間の短縮や契約数の増加といった形で具体的に把握することができる」と語っている。
(John Fontana/Network World米国版)
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