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[米国]
Sun、デスクトップ仮想化ソフトのInnotekを買収

xVM製品ラインとの統合で、開発者の関心を喚起

(2008年02月13日)

 米国Sun Microsystemsは2月12日、デスクトップ仮想化ベンダーのドイツInnotekを買収すると発表した。昨年11月に発表した仮想化製品ライン「Sun xVM」とInnotek製品を組み合わせ、アプリケーション開発者やユーザー企業の関心を喚起することがSunのねらいだと見られる。

 Innotekは1992年創業の株式非公開企業で、主要製品はオープンソースの仮想化ツール「VirtualBox」である。Sunによると、VirtualBoxは昨年1月のリリース以来、400万件以上がダウンロードされているという。

 SunのxVMチームで責任者を務めるスティーブ・ウィルソン(Steve Wilson)氏は12日、自身のブログに、「VirtualBox技術により、xVM製品ラインに対する開発者の関心を喚起できるものと期待している」と記している。

 VirtualBox技術にはxVM製品ラインと機能的に重複する部分もある。しかしWilson氏によると、xVM ServerがOSではなくハードウェアに直接インストールする形のハイパーバイザであるのに対し、VirtualBoxはOS上で稼働する軽量アプリケーションだという。VirtualBoxはWindows、Linux、Mac OS、Solarisに対応している。

 「両技術の統合により、開発者は複数の仮想マシンを簡単に設定し、多層アプリケーションやクロスプラットフォーム・アプリケーションの開発/テストをすべて1台のボックスで実行できることになる」と、Wilson氏はブログで強調した。

 現時点でSunは、Innotekの買収金額については明らかにしていない。だが同社によると、この買収は短期的な収益には影響を及ぼさないという。買収手続きは3月中に完了する見通しだ。

 Sunは今後もVirtualBoxを無料で提供するとしている。これは、同社のオープンソース戦略が、「無料製品で開発者の支持を集めることは、結果的に自社のハードウェア製品や技術サポート・サービスの市場の拡大につながる」との考えに基づいているからだ。

 今年に入り、Sunの買収はInnotekが2社目となる。1社目はオープンソースのデータベースを手がけるスウェーデンのMySQLで、Sunは今年1月に10億ドルで買収する計画を発表している(関連記事)。

(Patrick Thibodeau/Computerworld オンライン米国版)



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