スティーブ・ジョブズを解剖する
カリスマCEOの生態に迫る
AppleのCEO、スティーブ・ジョブズ氏
テクノロジー・オタクは、例えばスマートフォンやデジタル音楽プレーヤーなどを分解してばらばらにすることを好む。われわれも、これにならってAppleのCEO、スティーブ・ジョブズ氏を解剖していこうと思う。

成功と失敗が今日を作った
20代の読者の中には、ジョブズ氏を最近有名になった人物と考えている方もいるだろう。だが、彼は1976年にAppleを創業したときからシリコンバレー周辺を動き回っていた。製品設計のコントロールという彼の執着は、MicrosoftがPC時代にアップルに勝つことに一役買ってしまい、これによって彼は1985年解雇されることとなった。同年に設立したNeXTでジョブズ氏は行き詰ったが、Pixar Animation Studiosで大当たりし、1996年にアップルに復帰した。彼がアップルの状況を好転させた基盤は、成功と失敗の歴史である。

原動力は創造性電源
ほとんどのCEOはMBAの学位を持っており、最高の地位に上りつめるために営業とマーケティングの経路をたどるが、ジョブズ氏はクリエイティブ・クラスの出身である。彼は(たった1学期だけであったが)小さな文系の大学に通い、カリグラフィーに心酔した。このことが、後にアップルの製品デザインに影響を与えたようだ。

天才的なマーケティング手腕
ジョブズ氏には、忠実な顧客の追従を呼び起こしたスピリチュアルなマーケティング・パワーが備わっている。ジョブズ氏はミステリーたっぷりの話を聞かせてやる方法と、信じられないようなクライマックスを生み出す方法をよく知っている。同氏のマーケティングの腕前はしばしば業界最高であると称される。

ユーザー“アン”フレンドリー
アップル以外の人間、さらには大物の企業家までも、ジョブズ氏の前に出るとすぐ防御的な態度を取ってしまう傾向がある。しかも、ほとんどのマスメディアの問い合わせに対しては、まったく寛大さを持ち合わせていない。

熱くなりやすい性格
ジョブズ氏は熱くなりやすく、しばしばライバル業者やマスメディア、そして特にアップルの秘密を漏らす人物をターゲットにする。アップルファンはこのような辛らつな熱気を情熱と誤解するであろう。

健康状態は良好?
2009年、ジョブズ氏が健康上の理由から休暇をとったとき、アップルの株価が影響を受けた。予知力のあるジョブズ氏がいないアップルの未来が不安視されたのだ。アップルのバッテリーが消耗しはじめた。ジョブズ氏に新しい肝臓が必要なことが明らかになった。そして、テネシーで肝移植をうけた。現在ジョブズ氏とアップルは元気に復活している。























