あの人気サイト&ガジェットの第一世代デザイン
Facebook、YouTube、iPhone、Twitter…あなたのお気に入りサイトやガジェットが誕生したころの姿
Facebook(2004年)
「Facebook」は、“ずる賢い”(才覚があるとも言う)マーク・ザッカーバーグ氏が2003年にハーバード大学の学生寮で作り上げたことで有名だ。2004年に公式にオープンした。当時は“The Facebook”と呼ばれ、大学生向けの必要最小限のソーシャル・ネットワークだった。言うまでもないが、Facebookはここ7年間で最も訪問者数の多いWebサイトの1つになった。現在のアクティブ利用者数は8億人以上だ。

BlackBerry(1999年)
Research in Motion(RIM)の最初のBlackBerryデバイス「BlackBerry 850」は、1999年に発売された双方向ポケベルだ。当時、めずらしかったフルキーボードを搭載し、メッセージ送信、Eメールへのアクセス、双方向の呼び出し、カレンダー機能、予定の管理が行えた。しかしながら、BlackBerry 850は携帯電話ではなかった。RIMが通話機能の付いた端末をリリースしたのは、2002年の5000/6000シリーズからだ。

Google(1996年)
「Google」が検索エンジンの王様になる前の1996年、そのWebページは控えめでささやかだった。デザインがシンプルなのは、創業者のラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏がWebデザインやHTMLの経験に乏しかったため。当時のGoogleは、スタンフォード大学の博士課程に在籍していたペイジ氏とブリン氏の研究プロジェクトだった。1998年にGoogleは法人化し、2004年には株式を公開した。Googleは巨大テクノロジーへと成長を遂げたが、トップページは初期のころと相変わらず、今もミニマルだ。

iPod(2001年)
「iPod」は2001年10月23日に発売され、この10年でさまざまな色や形、大きさのモデルが登場した。初代iPodの容量はたった5GBだったが、小さくてもその3倍の容量を持つ今の「iPod nano」と比べるとゴツい。初代iPodは消費者のハートに火を付けた最初の携帯音楽プレーヤーだった。次いでAppleは2003年に「iTunes」をリリースし、われわれの音楽の買い方、聴き方を変えてしまった。

YouTube(2005年)
巨大動画共有サイト「YouTube」は2005年、このようなベーシックなページから控えめに始まった。2005年11月にサービスが公式にスタートすると、史上どのサイトにも劣らないほどのスピードで急成長した。2006年7月には、1日あたり6万5,000件の新しい動画がアップロードされるまでになり、同年11月、Googleが16億5,000万ドルでYouTubeを株式交換で買収した。ロゴは変わっていないが、今のYouTubeは派手な広告や動画のサムネイルでいっぱいで、こんなありきたりなページとは似ても似つかない。

Amazon.com(1995年)
「Amazon,com」がこの世に誕生したのは1995年のこと。見た目はWeb創世記の90年代半ばにしてはかなりイケている。はじめは単なるオンライン・ブックストアだったサイトは、考えうるすべての商品を取り揃えた世界最大のオンライン小売店へと成長を遂げた。また、Amazonは、クラウド・サービスや「Kindle」デバイスに代表される電子書籍リーダーやタブレットPCへ手を広げることにも成功。現在のサイトはより洗練され、広範にわたるようになったが、基本的な構造は変わっていない。

iPhone(2007年)
2007年6月のデビューとともに、「iPhone」はまさに大変革をもたらした。馬鹿みたいな値が付けられていたが(8GBモデルが599ドル、4GBモデルが499ドル)、タッチスクリーンからたくさんのアプリや機能にアクセスできるこのスマートフォンは、携帯電話の概念を再定義してしまった。最新の「iPhone 4S」は、初代モデルに比べてより薄く、より軽く、より安く、より多くのアプリと最新のOSを搭載しているが、誕生から4年経っても見た目にはあまり変化はない。

Wikipedia(2001年)
オンライン参加型百科事典「Wikipedia」は、見た目の美しさを問われることはないが、無名だった初期のころは、ほんとうに重くて、古臭くて、醜いリンク集だったのだ。サイトは多数の寄稿者を獲得し、今やウェブ上の頼りになる情報リソースとなっている。Wikipediaはスタイルより内容がすべてであるゆえ、デザイン賞などは一度も受賞していない。しかし、2001年当時のこんな殺風景なリンク集とは違い、今のサイトには少なくとも色が付いている。

Twitter(2006年)
ご覧のように、幅広い人気を誇るマイクロブログ&ソーシャルネットワーキング・サイトも、かつては必要最低限の機能しか備えていない“クレイグスリスト”的な体裁だった。2006年のサービス開始以降、カテゴリが増加し、ルック&フィールもより洗練されたサイトへと進化した。しかし、簡単さと使いやすさは、今もツイッター界では健在だ。

Epson HX-20:最初のノートPC(1981年)
最後は、遥か昔にさかのぼってみたい。「Epson HX-20」は最初のノートPCと言われている。Epson HX-20は1981年11月に発表され、1983年に発売が開始された。それ以降、ありがたいことに、ポータブル・コンピュータは大きな進歩を遂げている。Epson HX-20には、フルサイズのキーボード、充電式ニッケルカドミウム・バッテリ、20文字×4行を表示可能な120×32ピクセルの液晶ディスプレイ、電卓サイズのドットマトリクスプリンタ、プログラム言語EPSON BASIC、日立製6301 614kHzデュアルCPU、そして16KB(最大32KB)のRAMが組み込まれていた。決して美しくはないが、千里の道も一歩からなのである。


















