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[特集]Windows 7

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【連載】

Windows 7の仮想ハードディスクがスゴイ!─(5)

マルチブートなテスト環境を構築する
(2009年06月29日)

 今回はVHDブートのもう1つの応用例として、差分ディスクを利用した物理/仮想のマルチブート環境を構築し、Windows 7 Releace Candidate(RC)およびWindows Server 2008 R2 RCの評価環境を構築する。この方法を活用すれば、最小限のディスク領域で、複数のOS環境を評価することができる。



山市良

※本連載は、ベータ版およびRC版のWindows 7/Windows Server 2008 R2を基に執筆したものです。紹介する機能や画面などは、正式リリース時に変更される可能性があることをご了承ください。

見た目はVistaオンリーのマシンで
6つのOSインスタンスをマルチブート

 Windows 7 RCおよびWindows Server 2008 R2 RCの公開を機に、筆者のテスト用マシンの1台を、VHDブート機能を活用して評価環境としてセットアップした。使用したPCは、120GBと80GBのATA(IDE)ハードディスクドライブを1台ずつ搭載したノートブックPC。1台目のハードディスク(120GB)には、OEMプリインストールのWindows Vista Ultimate x86がインストールされており、Service Pack(SP)2を適用済みだ。この環境で、2台目のハードディスク(80GB)を使用して、次の5つのOS環境を構築する。プリインストールのWindows Vistaを含めれば、6つのOSのマルチブート環境になる。しかも、OSのインストールは、Windows 7 RCとWindows Server 2008 R2 RCのそれぞれ1回ずつしか実行せず、かつ、それぞれのOSに30GBまたは40GBの領域を割り当て、そのすべてを80GBのハードディスク内に収める。

(1)Windows 7 Ultimate RC x86(Virtual PC 2007 SP1仮想マシン)
(2)Windows 7 Ultimate RC x86(Hyper-V仮想マシン)
(3)Windows 7 Ultimate RC x86(VHDブートの物理マシン)
(4)Windows 7 Ultimate RC x86(Windows Virtual PC仮想マシン)
(5)Windows Server 2008 R2 RC Enterprise x64(VHDブートの物理マシン)

 80GBのハードディスクに5つのOSインスタンスを収めるなんて無理だと思うかもしれない。しかし、Windows 7とWindows Server 2008 R2のVHDブート機能と、VHD自身がもともと備えている機能を活用することで、これが可能になる。

 種明かしを最初にしてしまおう。実は、VHDの差分ディスク機能を利用して、(1)〜(4)のOSのインストールイメージをすべて、同じ「親」のVHDを持つ差分ディスクとして作成する。差分ディスクとは、親のVHDとの差分を書き込む子VHDのことだ。差分ディスクの設定は、Virtual PCやHyper-Vの仮想マシン用ディスクで行える。そして、VHDブートは、この差分ディスクからも実行できるのだ。

 図1は、完成したマルチブート環境のファイルシステムの状態である。プリインストールのWindows Vista以外は、すべてEドライブ上のVHDファイルになっており、Windows 7 RC用のVHDは、「Win7RC_master.vhd」を親とする差分ディスクとして構成されている。


図1● VHDブートと差分ディスクを利用したマルチブート構成。ローカルディスクに直接インストールされているのは、プリインストールのWindows Vistaだけ

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