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[特集]Windows 7

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マイクロソフト、欧州でもWindows 7のファミリー・パックを提供へ

背景にはIEバンドルをめぐる方針転換が
(2009年08月25日)

 米国Microsoftは8月24日、これまで米国とカナダだけで提供するとしてきた「Windows 7」のファミリー・パックを、欧州でも販売する決定を下したことを明らかにした。

 ファミリー・パックは、複数台のWindows PCを所有している家庭向けに提供される製品だ。Windows 7のファミリー・パックの場合、「Windows 7 Home Premium Edition」の3ユーザー・ライセンスが格安で購入できる。

 これまでMicrosoftは、ファミリー・パックの販売対象地域を米国とカナダのみとしてきた。だが8月24日、MicrosoftのWindowsコミュニケーション担当マネジャー、ブランドン・ルブラン(Brandon LeBlanc)氏は、Windows 7 Teamブログへの投稿において、このファミリー・パックを新たにイギリス、アイルランド、ドイツ、フランス、スイス、オーストリア、オランダ、スウェーデンでも販売する計画であることを明らかにした。Windows 7の一般販売開始日である10月22日から販売を開始し、一定の販売本数に到達ししだい販売を終了する。

「IEバンドル」への方針転換で、
欧州でも他地域と同様にWindows 7を提供

 ファミリー・パックがヨーロッパでも提供されることになった背景には、IEのWindowsに対するバンドル提供を巡るMicrosoftの方針転換がある。


MicrosoftはWindows 7からIEを排除する代わりに、デフォルトWebブラウザの選択画面を表示する方法を採ることに決めた

 欧州委員会はかねてより「IEとWindowsの抱き合わせ提供は反トラスト法(独占禁止法)に違反する」と主張しており、今年1月には異議告知書をMicrosoftに送付し、訴訟が起こされている。

 それに対し、Microsoftは6月、ヨーロッパで提供するWindows 7にはIE 8をバンドルしないという方針を示した。この改善策に伴い、ヨーロッパではIE非バンドル版である「Windows 7 E」が提供される予定だとされていた。

 しかしながら、Microsoftは7月24日、欧州委員会が提案していた「ブラウザ選択画面の表示」という救済策を採用するとの発表を行い、方針を転換した。IEはバンドルされるが、「Firefox」や「Opera」といったIE以外のブラウザも、この画面から簡単にダウンロード/インストールし、デフォルト・ブラウザに設定することができるようになっている。

 さらにMicrosoftは7月31日、Windows 7 Eの提供を取りやめ、ヨーロッパでも他の地域と同じフル機能のWindows 7を提供すると発表している。

 こうした措置によって、ヨーロッパのユーザーも「Windows Vista」からのアップグレード・インストールができるようになる。Windows 7 Eでは、たとえVistaユーザーであってもクリーン・インストールしなければならなくなるとされていた。

 また、提供開始時期についても、他の地域と同様に9月1日から事前予約を利用したり、10月22日に製品を購入したりすることができるようになっている。

 ただし、Windows Media Playerをバンドルしない「Windows 7 N」を提供する方針は変わっていない。この「N」バージョンも、同社に対する別の反トラスト法違反訴訟から生まれたものだ

(Elizabeth Montalbano/IDG News Serviceニューヨーク支局)

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