XPからWindows 7への移行を急がなくてもよい5つの理由
7年も使ってきたXPをそう簡単に捨てられない──ならばまだ捨てなくてもよい!米国Microsoftは、Windows Vistaの戦略でミスを犯し、多くのユーザーをWindows XPにとどめる結果を作ってしまった。XPの登場から7年経って登場した「Windows 7」が、いかに優秀なOSであったとしても、ユーザーは長年使い慣れてきたXPを「はいそうですか」と捨てることはできないだろう。
筆者は、数カ月前からWindows 7を試してきて、たいへん気に入っている。しかし、一般のXPユーザーはしばらく静観してみてもかまわないと考えている。本稿では、その5つの理由を紹介しよう。
2014年4月8日までXPをサポート
MicrosoftがXPのメインストリーム・サポートを終了したのは事実だが、ほとんどのユーザーにとって、これはたいした問題でない。Microsoftは今後数年間、XPのセキュリティ・パッチやインシデントごとの電話/Webサポートを提供するためだ。
OSに依存しない時代
今やWebの時代だ。OSに標準装備されている機能やアプリケーションは昔ほど重要ではなくなってきている。多くの作業をFirefoxやGoogle Chromeでこなしている人にとっては、Aeroや改良されたタスクバー、ジャンプ・リスト、スナップ、ライブラリ、ホーム・グループといった機能はどうでもよいことだろう。GmailやGoogleカレンダー、YouTube、Facebook、TwitterなどのWebアプリケーションしか使わないなら、Windowsである必要さえない。
XP向けのセキュリティ機能を無償でダウンロード
「Internet Explorer 8(IE8)」「Windows Defender」「Windows Security Essentials」は、Windows 7をセキュアにするアプリケーションだ。Microsoftにとって、セキュリティ対策は優先課題の1つであり、これらのアプリケーションはXP向けにも無償で提供されている。Windows 7は確かに最もセキュアなWindowsかもしれないが、XPのセキュリティ対策もかつてないほど強化されている。
Windows 7のクリーン・インストール
MicrosoftがXPユーザーのためにWindows 7へのダイレクトなアップグレード・パスを用意しなかったのは、やや近視眼的と言わざるをえない。PCのアプリケーションや環境設定を使いやすいようにチューニングしてある場合、何もかもゼロからインストールして設定するのはリスクが高いし、何より面倒だ。
次に買うPCはどのみちWindows 7
2〜3年でPCを買い換えるとすれば、そのコンピュータにはWindows 7(あるいはその後継OS)が搭載されているはずだ。将来買い換える可能性が高いのであれば、今OSのアップグレードに安からぬ投資を行う必要はない。
誤解しないでいただきたいが、筆者はWindows 7をとても気にいっているし、読者の皆さんにもぜひお勧めしたいと思っている。ただ、XPユーザーが慌てて乗り換える必要はないというだけだ。XPは安定したOSであり、まだまだ多くのユーザーにとって必要十分なソリューションであることは確かだ。
(Michael Scalisi/PC World米国版)



























