Windows 7の“コンパネ”を極める!――(3)ホームネットワーク編
コントロールパネルから見るWindows 7の新機能本連載では、Windows 7に搭載される各種機能の使い方を詳しく紹介する。中でも、Windows 7の各機能を集中管理している「コントロールパネル」の設定項目に、特に注目していきたい。連載3回目は、家庭内でのファイルやプリンタの共有方法、動画/音楽のストリーミング方法を解説する。
山近慶一
ホームグループとは
これまでWindowsでは、NetBIOSやSMBといった伝統的なプロトコルを使ってワークグループ環境やドメイン環境を構成し、ファイルやプリンタなどを共有してきたが、Windows 7では「ホームグループ」という新しい共有システムが導入された。
ワークグループは、同じワークグループ名を名乗るPC群で構成されており、ほかのPCの共有資源にアクセスするには、ログオンユーザーのユーザー名とパスワード、接続先におけるユーザーの種類(管理者または標準ユーザー)、共有アクセス権、NTFSファイルシステムのアクセス権を強く意識する必要がある。
これに対してホームグループは、「ホームネットワーク」に接続したPC群で構成されており、新設されたビルトインのユーザーアカウント「HomeGroupUser$」を共有する。同じホームグループに所属するPCへのアクセスは、ログオンユーザーの資格情報ではなく「HomeGroupUser$」ユーザーの資格情報を利用するので、ユーザーアカウントやアクセス権を意識することなく、ほかのPCのリソースにアクセスできる。
ホームグループの作成
ホームグループのセットアップはパスワードの入力のみで完了し、Windowsファイアウォールで共有資源の利用に必要なポートを開放する操作なども自動的に行われるので、Windowsネットワークの知識がとぼしいユーザーでも極めて簡単に活用できる。ワークグループのように、同じユーザーアカウントをPCごとに作成して回ったり、匿名アクセスを許可したりする必要がないので、極めてセキュアでもある。
1つの家庭内ネットワークには、ホームグループを1つだけ作成できる。最初のWindows 7 PCでは、次の手順を実行してホームグループを作成する。
手順1:コントロールパネルの「ホームグループ」を起動すると、ネットワークを探索してホームグループが存在しないことを確認し、「現在、ネットワーク上にホームグループはありません」と表示する。
手順2:「ホームグループの作成」をクリックする。
手順3:「ピクチャ」「ドキュメント」「ミュージック」「プリンター」「ビデオ」から、共有したいリソース(ライブラリ)を選択する。既定では「ドキュメント」だけ除外されている。
手順4:パスワードが表示されてホームグループの作成が完了する(画面1)。
ちなみに、「ライブラリ」もWindows 7の新機能で、物理的に分散した複数のフォルダを仮想的に1つにまとめて表示する機能だ。例えば「ピクチャ」ライブラリには「マイピクチャ」と「パブリックのピクチャ」という、異なるフォルダ内の画像ファイルがすべて含まれており、シームレスに表示される。
【連載】Windows 7の“コンパネ”を極める!
(1)ユーザーエクスペリエンス編
(2)システム管理編
(3)ホームネットワーク編
(4)バックアップ&セキュリティ編
(5)エンタープライズネットワーク編
※本連載は、製品候補(RC)版のWindows 7を基に執筆したものです。紹介する機能や画面などは、正式版とは異なる可能性があることをご了承ください。
























