Windows 7でも既存ソフトとの互換性は不十分
「導入前には十分な検証を」――テスト・ベンダーが注意を呼びかけMicrosoftがWindows 7の互換性確保に注力したにも関わらず、企業はWindows 7への移行に際し、依然として互換性の問題に直面している。ロンドンに本拠を置くテスト自動化ツールのベンダー、ChangeBaseの調査で明らかになった。
ChangeBaseは、数千アプリケーションを擁する大規模企業20社を対象にWindows 7の概念実証テストを実施した。その結果、企業がWindows 7を適切に扱うためには、約60〜80%のアプリケーションに対して、なんらかの作業が必要となることが判明した。
ChangeBaseのマネージング・ディレクター、ジョン・テート(John Tate)氏は、XPからWindows 7への移行を促進したいMicrosoftにとって、ソフトウェアの互換性は重要な課題の1つであると語る。さらに、「主要なソフトウェア・ベンダーは、その問題に取り組んでいる」と同氏。このことは、Microsoftだけではなく、ソフトウェア・ベンダーとユーザー企業の問題でもあるというのだ。
ただし、テート氏は、非互換性が深刻な問題にはならないケースも多々あり、対処療法的な処置で十分に業務を進められることもあると指摘する。「インストールせずに済ますことからヘルプ画面を表示しないことまで対処方法は多岐に渡る」(同氏)
加えてテート氏は、XPからの移行のほか、VistaからWindows 7に移行する場合にも重大な問題が発生するケースが確認されたと語る。「Windows 7では動作しないがVistaでは動作するというアプリケーションが、約8〜12%ある」(同氏)とのことだ。
ChangeBaseによると、互換性の問題の多くは自社開発ソフトウェアにおけるものだが、市販のソフトウェアにも互換性が確保されていないものが見受けられるという。テート氏は、その種類も広範にわたると述べるが、具体的な製品名は挙げなかった。
同社が提供している「AOK」などのテスト・ツールを使えば、ソースが失われたレガシー・ソフトウェアでも非互換性の検出と修正が可能だという。とはいえ、「そうしたソフトウェアも「魔法のツールではなく、5%の問題は修正されない」とテート氏は警告する。
「Windows 7を導入する予定の企業は、あらかじめ社内のアプリケーションをテストすべきだ。これは、社内のアプリケーションを合理化する格好の機会とも言える」(同氏)
(Maxwell Cooter/Techworld.com)



























