Windows PE 完全活用ガイド―[3ï¼½PE 実践活用テクニック 6選|Windows Server|トピックス|Computerworld

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【解説】

Windows PE 完全活用ガイド―[3]PE 実践活用テクニック 6選

システム管理者に使いこなしてほしい“究極”のトラブル解決ツール
(2009年10月23日)

 Windows PEおよびWAIKに付属するツール「ImageX.exe」(以下、ImageXツール)は、Windows OSのインストールだけでなく、コンピュータの復旧目的に対してもライセンスが許諾されている。Part3では、Windows PEおよびImageXツールを使用したトラブルシューティングテクを紹介しよう。

Windows 7 Service Pack(SP)1に対応した最新のWindows PE 3.1を解説した「[新]Windows PE 徹底活用バイブル」を公開しました。本記事の更新版になりますので、ぜひご覧ください。

■[新]Windows PE 徹底活用バイブル ― 最新のWindows PE 3.1に完全対応!
[Part1]基礎編 〜Windows PEって何? Windows PE最新情報〜

[Part2]ブータブルメディア作成編 〜独自のPEブータブルメディアを作成するには〜
[Part3]トラブル解決活用編 〜データ救出、HDDの引っ越し、P2Vなどに徹底活用

[Technique 1] 起動しなくなったシステムからデータをサルベージするには?

[使用ツール]COPYコマンド、XCOPYコマンド、ROBOCOPYコマンド

 コンピュータが正常に起動しなくなった場合、その原因の調査はもちろん重要だが、重要データの救出を最優先すべきだ。なぜなら、問題の原因がハードディスクにある場合、調査に時間がかかると、問題が致命的な状態に進み、ディスクアクセスが不能になる可能性があるからだ。

 Windows PEは、NTFS、FAT、FAT32、exFAT形式のローカルディスク、リムーバブルメディアを操作できるので「COPY」「XCOPY」「ROBOCOPY」などのコマンドを駆使し、データをリムーバブルメディアや共有フォルダに避難させよう。

 重要なデータは、ユーザープロファイル下の「ドキュメント」フォルダや「デスクトップ」フォルダに保存されていることが多い。Internet Explorer(IE)の「お気に入り」や、メールソフトのデータも重要だ。表2は、Windows XP/Vistaで重要データが保存されている可能性が高いフォルダのパスをまとめたものだ。

表2● 重要なデータが保存されている可能性が高いフォルダのパス。Windows XPと、Windows Vistaではパスが異なることに注意しよう

 例えば、Windows XPからユーザープロファイル内のすべてのファイルを救出したい場合は、次の「ROBOCOPY」コマンドを実行する(画面16)。

ROBOCOPY /E /R:5 /W:3 "C:¥Documents and Settings¥<ユーザー名>" <救出先のパス>
画面16● 「ROBOCOPY」コマンドでユーザープロファイルフォルダを救出する

 「/R:回数」「/W:待機秒数」オプションを使用すると、読み取りやコピーに失敗した場合、指定した秒数で待機し、指定した回数で再試行される(画面17)。

画面17● 「ROBOCOPY」コマンドに「/R:5 /W:3」オプションを指定すると、コピーに失敗した場合に3秒間待機して再試行を5回繰り返す

 ところで、データ救出のために、マイクロソフトが無償提供している「ユーザー状態移行ツール(User State Migration Tool:USMT)」を利用できると考える人がいるかもしれない。USMTは、Windowsの導入時、アップグレードインストールに対応していない場合に、ユーザーアカウントやユーザーデータ、OS/アプリケーション設定を新しい環境に移行するツールだ。

 しかし、現在のUSMT 3.0.1は“起動中のWindows”からのユーザー状態の移行しかサポートしていない。そのため、Windows PE環境では、“Windows PE環境のユーザー状態”が対象となるため使えないのだ。Windows7向けに開発中のUSMT 4.0では、Windows PEでコンピュータを起動し、オフラインのWindowsからユーザー状態を移行するオプションがサポートされる予定だ。

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