[新]Windows PE 徹底活用バイブル〜基礎編〜 |Windows Server|トピックス|Computerworld

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Windows 7 SP1 & Windows PE 3.1に完全対応!

[新]Windows PE 徹底活用バイブル〜基礎編〜

システム管理者、ITプロに使いこなしてほしい自分専用のトラブル解決ツール
(2011年03月31日)

 「Windows PE(Preinstallation Environment)」は、リムーバブルメディア、ハードディスク、ネットワークなどから起動可能な、機能と用途が限定されたWindowsオペレーティングシステムです。本稿では、Windows PEとは何か、どのような機能があるのかを明らかにし、独自のWindows PEの起動可能(ブータブル)メディアを作成する方法とWindows PEを活用したトラブルシューティング例を紹介します。

本稿はWindows PE 2.0ベースの以下の記事の更新版となります。Windows 7 Service Pack(SP)1に対応した最新のWindows PE 3.1に関する情報を提供します。

■Windows PE 完全活用ガイド [URL]http://www.computerworld.jp/topics/560/164289/

Windows PEって何? Windows PE最新情報

 「Windows PE(Windows Preinstallation Environment:Windowsプレインストール環境)」は、文字どおり、Windowsオペレーティングシステム(OS)がインストールされていないコンピュータに対して、OSのインストールを行うための作業環境を提供します(画面1)。

画面1:Windows 7 Service Pack(SP)1およびWindows Server 2008 R2 SP1(バージョン6.1.7601)に含まれるWindows PE 3.1

 CD/DVDメディアなどのリムーバブルメディア、ハードディスクや外部ストレージ、ネットワークなど、さまざまな方法から起動できるので、インストール作業だけでなく、トラブルシューティングや回復のためのツールとしても有効です。

 Windows PEは、汎用的なOSとしては設計されていません。次の3つのタスクを実行するための作業環境を提供するものです。

[1]インストール:Windows 7およびWindows Server 2008 R2の標準的なインストール(画面2)、および大規模環境への展開、自動化のためのインストールのカスタマイズを可能にします(画面3)。

画面2:Windows Vista以降のWindowsのインストールは、Windows PE上で動作しています
画面3:Windows展開サービスや「Microsoft Deployment Toolkit(MDT)」が提供するWindows PEベースのイメージ展開

[2]トラブルシューティング:正常に起動しなくなったコンピュータをWindows PEで起動することで、Windowsをオフラインでトラブルシューティングしたり、ハードウェアを診断したりすることができます。Windows標準の「Windows回復環境(Windows Recovery Environment)」のほか(画面4)、Windows PEに対応した任意のツールを実行することができます。Windows 7以降は、Windows PEベースのWindows回復環境が修復ツールの1つとしてWindowsとともにハードディスクにインストールされます。

画面4:Windows PE上で動作する「Windows回復環境(システム回復オプション)」

[3]回復:Windows OSをバックアップや以前の状態から復元するためにWindows PEを使用できます。Windows標準のバックアップツールの復元機能は、Windows PE上で動作するWindows回復環境に含まれます。復元ポイントからのシステム状態の復元も、Windows PE環境から実行できます。OEMベンダーやISVは、Windows PEに独自の回復ツールを組み込んで、システムのリカバリや回復オプションをユーザーに提供できます(画面5)。

画面5:Windows PEベースの回復ツールの例。「ESET NOD32 AntiVirus 4.x」で作成可能なWindows PEベースのレスキューディスク

 Windows PEにはいくつかのバージョンが存在します。Windows PEの初期のバージョン(1.x)は、Windows XPやWindows Server 2003をベースにしたWindowsのサブセットであり、プリインストールPCを準備する必要があるOEMベンダーなどに限定的に提供されていました。

 Windows Vistaでは、WindowsのインストーラがWindows PEベースのものに変更されました。このバージョンのWindows PEは、Windows VistaのカーネルをベースにしたWindows PE 2.0です。Windows PE 2.0はWindows VistaのインストールDVDメディアに含まれますが、「Windows自動インストールキット(WAIK)1.0」の一部としても一般ユーザーにも提供されるようになりました。

 その後、Windows Vista Service Pack(SP)1およびWindows Server 2008ベースのWindows PE 2.1(WAIK 1.1に収録)、Windows 7およびWindows Server 2008 R2ベースのWindows PE 3.0(WAIK 2.0に収録)と更新され、最新バージョンのWindows PE 3.1がWindows 7 SP1およびWindows Server 2008 R2 SP1と同時に公開されています。

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