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徹底解剖 Windows 8 新機能 ピックアップ“10”

Metro UIは? IE 10は? Client Hyper-Vは? Windows To Goは?
(2011年10月07日)

 開発者向けのプレビュー版もリリースされ、その姿が少しずつ見えてきた次世代Windows OS「Windows 8」。正式リリースの予定は2012年だが、それまで待てない人や評価用の環境を用意できない人のために、本稿では、Windows Developer Previewを半月ほど試用してみて、その操作性や確認できた新機能について、いくつかピックアップしてお届けする。

「Developer Preview」で
Windows 8の新機能をチェック!

 マイクロソフトは2011年9月13日、米国アナハイムで開催された開発者向けカンファレンス「Microsoft Build 2011」で、次期バージョンの「Windows 8」の詳細を披露し、開発者向けのプレビュー版「Windows Developer Preview」を一般公開した。

 Windows 8は今後、Beta版、RC(Release Candidate:製品候補)版を経て、完成版のRTM(Release To Manufacturing:製造工程向けリリース)となる予定だ。ここで紹介する内容は、「Windows Developer Preview」段階の情報であり、機能や仕様、デザインは大きく変更される可能性がある。

 Windows Developer Previewと機能ガイドは、以下のサイトから無償でダウンロードできる。ただし、これは開発者向けのプレビュー版であり、プレベータ(ベータ版以前)バージョンであることを十分に承知したうえで、評価していただきたい。

■Windows Dev Center > Windows Developer Preview downloads
[URL]http://msdn.microsoft.com/en-us/windows/apps/br229516

■Windows Developer Preview - Windows 8 Guide
[URL]http://download.microsoft.com/download/1/E/4/1E455D53-C382-4A39-BA73-55413F183333/Windows_Developer_Preview-Windows8_guide.pdf

[Pickup 1] Metro Style
“地下鉄の路線図”がモチーフの新UI

 すでにさまざまなメディアから情報を得ていると思うが、Windows 8には「Metro(メトロ)」スタイルという新しいユーザーインタフェース(UI)が採用される。次のスクリーンショットは、左側がロック画面、右側がWindows 8の最初の画面である「Start Screen(以下、スタート画面)」である。


▲Windows 8のロック画面(左)とスタート画面(右)

 Metroスタイルは、もともと、マイクロソフトのスマートフォンOS「Windows Phone 7」のために開発されたUIであり、「地下鉄」(それも日本の)の路線図をヒントに、最短で最適な道筋で目的地にたどり着けるように設計されている。

 その特徴は、タイル状のアイコンを並べたスタート画面と、表示領域より大きく、横に長く伸びるパノラマ画面でのアプリケーションの実行。パノラマ画面はタッチとフリック操作で、流れるように連続的に表示することができる。


▲Windows Phone 7.5(Mango)のMetro UI

Windows 8の「2つの顔」、スタート画面とデスクトップ画面
 Windows 8では、このMetroスタイルが標準のUIとなり、Windows 8によるコンピューティングをナビゲーションしてくれるというわけだ。スタート画面は、次のスクリーンショットのようにパノラマ画面となっており、左右にスライドさせることができる。タブレットPC、スレートPC、タッチパネル搭載のモバイルPCなど、表示領域が小さく、タッチ操作やペン操作が可能なデバイスに対して、使いやすいUIと言えるだろう。


▲スタート画面は、横長のパノラマ画面。グレー表示のところは現在、ディスプレイ外部の領域

 デバイスがタッチ操作やペン入力に対応している場合、文字入力が必要なときにタッチ・キーボードが出現するようになっている。もちろん、これまでと同様に、マウスやキーボードを使用してMetro UIを操作することも可能だ。


▲タッチ・キーボードは、標準的なキー配列以外に、ナチュラルタイプ、ペン入力(Windows Developer Previewの場合、英語のみ)にも対応

 スタート画面から起動できるアプリケーションもまた、Metroスタイルのものが用意されることになる。マイクロソフトは、Metroスタイルで動作するアプリケーションのことを「App(s)」(Metro Style Apps)と呼んでいる。Windows 8の正式リリースまでには、有償、無償のAppを入手するためのオンライン・アプリケーション・ストア「Windows Store」のサービスが開始される予定だ。

 Windows 8のすべてのUIが、完全にMetroスタイルに代わってしまうというわけではない。スタート画面の「Desktop」または「Windows Explorer」を開くと、従来のデスクトップ画面に切り替わる。Metroスタイル非対応のアプリケーションやツールは、こちらのデスクトップ画面で実行されることになる。

 デスクトップ画面でタスクバー左の「Windowsロゴ(Start)」ボタンをクリックすると、従来のスタートメニューが表示されると期待するかもしれない。しかし、そうはならない。「Windowsロゴ(Start)」ボタンは、Metroスタイルのスタート画面に切り替えるためのものだ。Metroスタイルのスタート画面は、従来のスタートメニューを置き換えるものと考えればよい。

 実は、もう1つ「スタートメニュー」と呼べるUIがある。スタート画面またはデスクトップ画面の左下(「Windowsロゴ」よりさらに端)をマウスでクリックまたはタッチすると、「Settings」「Devices」Share」「Search」の4つのサブメニューを持つ「Start」メニュー(以下、「スタートメニュー」と呼ぶ)と日付/時間表示が出現する。この機能については、もう少しあとで説明しよう。Windows 8の中で迷ってしまったときに使う、お助けメニューみたいなものだ。


▲デスクトップ画面の表示。画面の最も左下をクリックすると、スタートメニューと日付/時間表示が出現する

 実は、Metroスタイルのスタート画面を無効にして、従来のスタイルのスタートメニューに切り替える裏ワザもある(どうしても知りたい方は「メトロ 無効」でインターネットを検索!)。Windows Developer Previewが提供される最も大きな理由は、Metroスタイル対応アプリケーションの開発を促すことである。Windows Developer Previewを評価しようという人は、好き嫌いは抜きにして、まず、Metroスタイルと向き合っていただきたい。慣れると、結構、便利かもしれない。テスターからのフィードバックが不評なら、より良いものに改善されていくはずだ。

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