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マイクロソフト、Vista導入支援ツールをリリース

企業ユーザーのVista移行を促進
(2007年02月21日)

 米国マイクロソフトは2月20日、旧バージョンのWindowsからVistaへの移行を支援する6種類のツールをリリースした。Vistaの導入に慎重な企業ユーザーに同OSへの移行を促すのがねらいだ。

 今回リリースされたのは、「Virtual PC 2007」、「Solution Accelerator for Business Desktop Deployment(BDD)2007」、「Application Compatibility Toolkit(ACT)5.0」、「Windows Vista Hardware Assessment 1.0」、および2種類のボリューム・アクティべーション・ツール(「Volume Activation Management Tool(VAMT)」と「Key Management Service(KMS)for Windows Server 2003」)。いずれも、マイクロソフトのWebサイトから無料でダウンロードすることができる。

 マイクロソフトは、こうした導入支援ツールを提供することで、企業ユーザーにVistaへの移行を促したい考えだ。現状ではVistaへの移行に慎重な企業が少なくないと見られており、マイクロソフトにとっては悩みの種となっている。同社では、とりわけ古いバージョンのWindowsからVistaへの移行作業にかかる手間をこれらのツールで軽減できると強調する。

 Virtual PC 2007は、1台のPCで複数のOSを同時に動かす仮想化ツールで、移行シナリオの中で特に威力を発揮すると見られている。同ツールを使えば、仮想環境で古いアプリケーションやカスタム・アプリケーションを動かしながらVistaに移行できるという。Virtual PC 2007は、同社のWebサイトから無料で入手できる。

 Solution Accelerator for BDD 2007は、ユーザー移行ツールや遠隔導入ツール、Systems Management Server 2003などとの統合機能が中心となる。また、今回発表された他の移行支援ツールを導入プロセスに統合する機能も備えている。同社の顧客とパートナー向けのSolution Accelerator for BDD 2007は、TechNetサイト からダウンロードできる。

 ACT 5.0は、Vistaに移行する際のアプリケーション互換性問題に対処するためのツールだ。各種の互換性評価機能を搭載しており、アプリケーションとVistaとの互換性に問題がある場合は解決方法を提示する。

 ACT 5.0には、アプリケーション評価やテスト結果などの情報をユーザーに提供するオンライン・コミュニティへのリンクが用意されている。この情報には、マイクロソフトだけではなく、同社のパートナーから提供されるものも含まれる。ACT 5.0も同社のTechNetサイトから無料でダウンロードできる。

 Windows Vista Hardware Assessment 1.0は、既存PCの中からVistaにアップグレード可能なものを選び出し、移行プロセスを完了させるのに必要なリソースを提供するツールだ。ハードウェアやデバイスとVistaとの互換性を評価するだけでなく、個々のPCに関するアップグレード勧告付きのリポートを提供する。同ツールもTechNetサイトから入手することができる。

 VAMTとKMS for Windows Server 2003は、社内で複数のVista搭載PCを起動できるようにするためのアクティべーション技術を提供する。

 VAMTは、Multiple Activation Keyを使ってボリューム・アクティべーション・プロセスを自動化し、管理できるようにするためのツールだ。Multiple Activation Keyがあれば、Vistaを各PCで個別に起動するか、それとも複数のPCで同時に起動するかにかかわらず、マイクロソフトへの連絡は1回で済む。VAMTは同社のDownload Centerからダウンロードできる。

 一方、KMS for Windows Server 2003は、企業内でサービスをローカルにホスティングできるようにするツールである。マイクロソフトに情報を送ることなくVistaを起動させることができる。このツールもDownload Centerから入手することが可能だ。

(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service ニューヨーク支局)

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