WindowsユーザーとIT管理者のための
フリーネットワークツール厳選15本
昨年好評を得た記事「ITプロのための本当に役立つフリーツール17選」では、マイクロソフトが無償提供するITプロフェッショナル向けのツールを中心に紹介しましたが、今回はWindowsベースのネットワークの利用および管理を快適にする、フリーソフトやオープンソースソフト(OSS)を紹介します。
【Tool 01:ネットワーク分析】
世界で最も人気のあるネットワークプロトコルアナライザー!
Wireshark
[URL]http://www.wireshark.org/
「Wireshark」は、Windows、Mac OS X、UNIX/Linuxで動作する、オープンソースのネットワークプロトコルアナライザーです。古くは「Ethereal」として知られていましたが、商標の問題で現在はWiresharkプロジェクトとして開発が続けられています。Windows版はインストーラー(.exe)があるため、簡単に導入できます。
WireSharkはソフトウェアベースのネットワークプロトコルアナライザーであり、ネットワークパケットのキャプチャのために、以降で説明する他のオープンソースのネットワークツールと同じく、「Winpcap」([URL]http://www.winpcap.org/、libpcapのWindows版)というオープンソースのキャプチャドライバが必要ですが、WinpcapはWireSharkのインストーラーによってインストールされます。
WireSharkは非常に高機能であり、ネットワークのトラブルシューティングに有効活用できます。膨大なキャプチャデータの中から、プロトコルごとのカラー表示、キャプチャフィルター、表示フィルター、高度な検索機能などで、問題のトラフィックを識別したり、統計・グラフ機能で分析したりすることができます。
使いこなすためには、ネットワークの知識やスキルが必要ですが、良いネットワークプロトコルアナライザーを探しているのなら、WireSharkならまちがいのないのない選択です。
【Tool 02:ネットワーク分析】
Microsoft Network Monitorに分析機能をプラス!
Network Monitor Experts
[URL]http://nmexperts.codeplex.com/
Windowsの管理者やユーザーの多くは、ネットワークプロトコルアナライザーとして「Microsoft Network Monitor」(最新版はバージョン3.4)を選択していると思います。その最大の理由は、“マイクロソフト純正のフリーソフト”だからでしょう。
ほかのプロ向けのツールに比べ、シンプルで使いやすいというイメージがあるからかもしれません(バージョンアップするごとに高機能で複雑になっている感じもしますが)。記事「ITプロのための本当に役立つフリーツール17選 【Tool 15】」でも、マイクロソフトのフリーツールの1つとして紹介しました。
Network Monitor([URL]http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=103158)のメニュバーには、「Experts」というメニューが用意されています(バージョン3.3以降)。ここには、「Download Experts」というリンクがあるだけで、初期状態では何の機能も含みません。「Download Experts」をクリックすると、マイクロソフトが運営するオープンソースコミュニティ「CodePlex」の「Network Monitor Experts」プロジェクトのページに誘導されます。
このプロジェクトは、Network Monitorの拡張機能を提供するもので、現在、「Top Protocols(NMTopProtocols)」「Top Users(NMTopUsers)」「NmDecrypt」の3つの機能が提供されています。それぞれ、利用頻度の高いプロトコルの分析、ネットワーク帯域を多く使用しているユーザーや端末の分析、SSL/TLSの暗号化トラフィックを複合化して分析する機能を提供しています。

▲3つのNetwork Monitor Expertを組み込んだNetwork Monitor

▲Network Monitor Expertの「Top Protocols」によるプロトコル分布の分析
【Tool 03:ネットワーク分析】
無線LANの電波チェックや不正アクセスポイントの検出に!
inSSIDer
[URL]http://www.metageek.net/support/downloads/
「inSSIDer」は、オープンソースの無線LAN(Wi-Fi)スキャナーです。無線LANアダプタを搭載したWindows XP、Windows Vista、Windows 7上で動作し、周囲の無線LANの電波を検出して、アクセスポイントのMACアドレス、無線LANのSSID、使用チャンネル、セキュリティの種類、ネットワークの種類、通信速度、ベンダー情報などとともに、電波の強さをリアルタイムでレポートします。
オフィスや自宅において、電波状況、不審なアクセスポイントが存在しないかどうか、チャンネルの干渉、脆弱なセキュリティ設定がないかどうかなどを簡単に調査することができます。

▲inSSIDerによる無線LANの電波状況分析。電波の強さやSSID、セキュリティの種類などを検出できます

▲時間軸による電波状況も確認できます。筆者の自宅は田舎なので、4つ(上3つは自宅、下1つは近所のどこか)しかありませんが、都市部だとあまりの電波の多さに驚くかも







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