第30回 Windows Virtual PCのFAQ 3選
(仮想マシンのCD/DVD起動・リセット・共用)|Windows Server|トピックス|Computerworld

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【Windowsお悩み相談室】

第30回 Windows Virtual PCのFAQ 3選
(仮想マシンのCD/DVD起動・リセット・共用)

サーバ管理者必見!! “疑問”“奇問”“難問”に答えます
(2012年02月20日)

大手企業であればキチンとしたシステム管理部門があるが、中小規模企業だとそうはいかない。ちょっとコンピュータに詳しいがゆえに「じゃ、サーバ管理やって」と命令され、途方に暮れている人もいるだろう。本連載ではWindows OSに特化し、ありがちな質問からMicrosoftのWebサイトにも掲載されていないような奇問までを取り上げ、その解決方法を指南する。サーバ管理で頭を痛めている人はぜひ参考にしてほしい。

【質問88】
Windows Virtual PCの仮想マシンをCD/DVDから起動できない!

[対象]Windows Virtual PC

■現象
 Windows Virtual PCの仮想マシンのゲストOSの調子が悪いため、インストールDVDメディアから「システム回復環境」を起動したいと考えています。しかし、仮想マシンにインストールDVDメディアを割り当てて再起動しても、DVDメディアから起動できず、ゲストOSが起動してしまいます。起動デバイスの順序の問題だと思うのですが、CD/DVDドライブから優先的に起動するにはどうしたらよいでしょうか。

■解決
 Windows Virtual PCの仮想マシンにおける、起動デバイスの検索順序は、既定で次の順番に設定されています。

[1]ハードディスク(VHD)
[2]CD/DVDドライブ
[3]フロッピードライブ
[4]ネットワーク(PXE)ブート

 新規の仮想マシンにゲストOSをインストールする場合、仮想ハードディスクには起動可能なOSインスタンスが存在しないため、CD/DVDメディア(またはISOイメージ)からOSのセットアッププログラムを起動できます。ゲストOSをインストールしたあとは、ハードディスク(VHD)にOSインスタンスが見つかるため、常にハードディスクからそのOSが起動することになります。

 この起動順序は、仮想マシンのエミュレートするBIOS設定で変更することができます。BIOS設定ユーティリティにアクセスするには、仮想マシンの起動直後(またはゲストOSを再起動して起動直後)に画面に「Press DEL to run Setup」と表示されている短い間に「Del」キーを押します。


▲仮想マシンの開始直後のこの画面で「Del」キーを押し、BIOS設定ユーティリティを開きます

 「BIOS SETUP Utility」が表示されたら、「→」キーを3回押して「Boot」ページを開き、「Enter」キーを押して「Boot Device Priority」の項目を開きます。「1st Boot Device [Hard Drive]」が選択された状態で、「Enter」を押し、「Options」の一覧から「CDROM」を選択します。これで、[Hard Drive]と[CDROM]の順番が入れ替わります。


▲起動デバイスの検索順序を変更し、「CDROM」を「1st Boot Device」に設定します

 「Esc」キーを押して「Boot」ページのトップに戻り、「→」キーを2回押して「Exit」ページを開いたら、「Exit Saving Changes」で「Enter」を押し、確認画面で「Ok」を選択します。BIOS設定ユーティリティを終了すると、仮想マシンが再起動され、CD/DVDメディアから起動できるようになります。

 なお、仮想マシンのゲストOSで「統合機能」を有効にしている場合、仮想マシンの起動画面は表示されず、代わりに「仮想マシンを起動しています」というダイアログボックスにプログレスバーが表示されます。


▲仮想マシンで統合機能が有効になっている場合、仮想マシンの起動直後の画面にアクセスできません

 この状態からは「BIOS SETUP Utility」にアクセスすることができないので、いったん仮想マシンを完全に起動してログオンし、「ツール」メニューから「統合機能を無効にする」を選択したあと、ゲストOSを再起動してください。次回起動時、仮想マシンの起動直後の画面が表示されるようになります。


▲「ツール」メニューから「統合機能を無効にする」を選択して、ゲストOSを再起動します

 ちなみに、Windows Virtual PCの仮想マシンはフロッピーディスクドライブからの起動もサポートしていますが、Windows Virtual PCの管理インタフェースには物理ドライブや仮想フロッピーディスク(.vfd)を仮想マシンに割り当てる手段が提供されていません。仮想マシンへのフロッピーディスクの割り当ては、Windows Script Host(WSH)やWindows PowerShellのスクリプトから実行することが可能です。詳しくは、以下のブログ投稿を参照してください。

・ブログ> 仮想化 > Windows Virtual PCの仮想マシンでFDを使う(2010年3月8日)

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