マイクロソフト、iPhoneやiPadでも利用可能なモバイルCRMアプリを第2四半期にリリース
Windows Phone 7、iOSのほか、AndroidやBlackBerryにも対応を予定米国Microsoftは2月6日、Windows Phone 7、iOS、Android 2.2以上、BlackBerryを搭載するモバイル・デバイス向けに、同社のCRMソフトウェア「Dynamics CRM」のクラウド・ベースでクロスプラットフォームのネイティブ・モバイル・アプリケーション「Dynamics CRM Mobile」をリリースすると発表した。
このリリースは、Microsoftが年2回実施しているDynamics CRMのサービス・アップデートの一環として第2四半期に予定されており、Windows、Mac、iPad、で動作する「Internet Explorer」「Chrome」「Firefox」「Safari」の各Webブラウザへの既存の対応をベースに実現される。
「将来、Dynamics CRMのネイティブ・モバイル・アプリは、同時にアップデートされることになるだろうが、各プラットフォームごとの関連機能によって、搭載する機能は異なるかもしれない」と、MicrosoftのDynamics CRM担当ディレクター、クレイグ・デュアー(Craig Dewar)氏は語った。
「各プラットフォームごとに最大限の機能を提供していく。すべてのプラットフォームで最小公倍数となる機能を一律に提供するアプローチは取らない」(デュアー氏)
新たに提供されるモバイルCRM機能には、管理やセキュリティを実現するホステッド・サーバ・コンポーネントが含まれる。このコンポーネントにより、デバイスの紛失や盗難時に機密データをリモートから消去することなどが可能になる。また、IT管理者はCRMのすべてのカスタマイズ部分を再コーディングすることなく“モバイル化”できるようになると、デュアー氏は説明した。
声明によると、各ネイティブ・アプリケーションは、オフラインでの利用やオンライン・システムとのデータ同期が可能だという。
Microsoftは、Dynamics CRM Mobileについてユーザー1人当たり月額30ドルを課金し、各加入者は3台までのデバイスで利用できるとしている。料金は純粋にユーザー数ベースであり、ホステッド・サーバ・ツールの料金が別途課金されることはない。
クラウド型CRMの分野でMicrosoftのライバルである米国Salesforce.comをはじめとするCRMベンダーは、一度アプリケーションを作成すれば、複数のプラットフォームで動作するようになることを期待し、HTML 5への対応を急ピッチで進めている。これに対し、Microsoftは慎重に事を運んでいるようだ。
「われわれはHTML 5に非常に注目しており、取り組みも進めている」とデュアー氏は語った。「これは非常に重要な開発技術だ。しかし、われわれは、今の時点で個々のデバイス向けに最良のエクスペリエンスを提供することに重点を置いている」。Microsoftは、HTML 5を強力にサポートするWindows 8のリリース後に、この技術にもっと力を入れるだろうと、同氏は付け加えた。
第2四半期のサービス・アップデートでは、CRMシステム内の最新情報のストリームをTwitterやFacebookのようなスタイルでユーザーに提供するアクティビティ・フィード機能の強化も計画されている。この強化機能は、オンプレミス(自社設置型)版とオンライン版の両方で提供されるという。
また、オンプレミス版への新しいBI(ビジネス・インテリジェンス)機能の追加も計画されている。この機能は「SQL Server 2012」で搭載される新しいBIツール「Power View」に基づいている。デュアー氏によると、これらの機能は将来的に、オンライン版でも利用できるようになるという。
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)






.gif)






























