シーゲート、ハードディスク不足が2012年も続くとの予想を発表
供給確保のため、大口顧客とは長期契約に米国Seagate Technologyは現地時間1月31日、2011年第4四半期(10~12月期)の決算を発表した。昨年タイで発生した大規模な洪水の影響により、今年に入ってもハードディスク・ドライブ(以下HDD)の供給不足が続き、大口顧客は供給を確保するために長期契約を結ぶことになるとの見通しを明らかにしている。
同社はHDDの供給不足が、2012年度末には1億5,000万台に上ると予想している。
米国Gartnerなどの調査企業は先月、タイ洪水後のHDD不足の影響は主に今年前半に見られるが、年末まで継続する可能性もあるとの見方を示しており、Seagateの予想はこれにほぼ一致している。Gartnerによると、2012年度のPC出荷数にも一時的に影響が表れることも懸念されるという。
洪水により工場が浸水した米国Western Digitalも先月、HDDの生産能力が洪水前の状態に戻るのは今年(2012年)の第3四半期ごろになるとの見通しを明らかにしている。
今回のSeagateの発表によると、2011年第4四半期のHDD生産台数は業界全体で約1億500万~1億1,000万台、出荷数は1億1,900万台だったのに対し、需要は1億7,500万台だったという。
同四半期におけるSeagateのHDD出荷台数は前年同期比4%ダウンとなる4,700万台で、減産の原因はタイの洪水としている。一方、1台の平均生産コストは$2.50アップにとどまったにもかかわらず、平均価格は前年同期比で$13も上昇している。
Seagateは洪水による直接の被害はなかったが、HDDのコンポーネントを生産するサプライヤーが打撃を受けた。同社の業務担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのデーブ・モーズリー(Dave Mosley)氏は電話会議を通じ、「被害を受けた工場の多くは、洪水で破壊された工具、製造機器、清潔な施設などを新調するための資金に乏しい状態だ。Seagateは資本設備のための資金調達なども含め、できる限りこうしたサプライヤーを支援している」と述べた。
(John Ribeiro/IDG News Serviceバンガロール支局)



























