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サムスン電子、アプリケーション・サーバ向け高性能SSD「Samsung SS805」を発表

高速性と低消費電力を両立し、HDDに対抗
(2009年01月07日)

 韓国Samsung Electronicsは1月6日、アプリケーション・サーバ向けの高性能SSD(Solid State Drive、半導体ディスク)「Samsung SS805(以下、SS805)」を開発したと発表した。今四半期中に販売開始される予定。

 SS805のサイズは2.5インチで記憶容量は100GB。他のエンタープライズ向けSSD同様、SAS(Serial Attached SCSI)規格のHDD(ハードディスク・ドライブ)に取って代わる製品と位置づけられている。Samsungによると、SS805のIOPS(1秒間に処理できるI/O回数)は、最速クラスのSAS規格HDDの10倍に達し、データ読み込み速度は230MB/秒、データ書き込み速度は180MB/秒となっている。


韓国Samsung ElectronicsのWebサイト

 ちなみに、SS805の競合製品と目される米国Intelの高性能SSD「X25-E」のデータ読み込み速度は250MB/秒、データ書き込み速度は170MB/秒である。

 SS805は、単層セルNAND型フラッシュ・メモリを採用するとともに、8本のパラレル・チャネルと最適化されたファームウェアを使用することで、高速化が図られている。パラレル・チャネルによって、NAND型フラッシュ・チップ群とドライブ・コントローラ間のデータ伝送経路が複数確保できるため、内部スループットが向上する。

 またSS805は、高速化に加えて消費電力の低減も実現している。1ワット当たりIOPSは、一般的な2.5インチSAS規格HDDの約100倍にもなるという。

 Samsungでは、一般的なHDDの消費電力がアクティブ・モード時に8〜15ワット、アイドル・モード時に1〜2ワットであるのに対して、SS805の消費電力は、アクティブ・モード時が1.9ワット、アイドル・モード時が0.6ワットであると説明している。

 さらにSS805には、データ暗号化機能が標準搭載されているほか、停電の際には記録途中のデータをすべて保持できる機能も備えている。

 Samsungのメモリ・マーケティング担当バイス・プレジデント、ジム・エリオット(Jim Elliott)氏は、「SS805をはじめとするエンタープライズ向けSSDの普及によって、企業のCIOやITマネジャーは、コストがかかるデータセンターの電力インフラや空調インフラの増強を回避できるうえに、ストレージの信頼性と容量を大幅に高めることが可能になる」と語った。

(Lucas Mearian/Computerworld米国版)

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