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SSDだけで100TBの容量を実現するストレージが発売

「HDDで同じ性能を得るには1万5,000回転のFC接続HDD数千台が必要」と開発元
(2009年08月06日)

 米国Texas Memory Systemsは8月5日、SSD(Solid State Disk)だけで100TBの容量を実現するストレージ「RamSan 6200」を発表した。


SSD(Solid State Disk)だけで100TBの容量を実現するストレージ「RamSan 6200」

 「RamSan」シリーズは、ハードディスクを搭載せずにSSDだけでディスク・アレイを構成するSSDストレージ。研究機関や石油/ガス探査・採掘、膨大な量の動画を扱うレンダリング作業、政府機関などの用途をターゲットにしている。

 RamSan 6200は、既存製品である2UのSSDストレージ「RamSan-620」20台を40Uのラックに搭載するという構成で100TBの容量を確保する。スループットは60Gbps、500万IOPS(1秒間に実行可能な入出力処理の回数)を実現している。

 Texas Memory Systemsによれば、「ディスク・ストレージで同等の性能を実現するには、最も高速な15,000rpmのファイバー・チャネル(FC)ハードディスクが数千台必要になる」という。

 一般的に、SSDに内蔵されるフラッシュ・メモリーには、MLC(Multi Level Cell)とSLC(Single Level Cell)という2種類がある。前者はネットブックなど主にコンシューマ向けSSDに採用される安価なメモリーで、後者は高い信頼性が求められるエンタープライズ・ストレージ向けSSDに採用されている。

 RamSanは、SLC方式のSSDを採用しているほか、マルチ・レベルRAIDと先進的なフラッシュ・メモリー管理アルゴリズムにより、信頼性を高めている。

 また、SSDは回転機構などが必要なハードディスクとは異なり、稼働部がないため省電力性にもすぐれている。RamSan 6200では、消費電力は6キロワットを少し上回る程度だという。

 このように、SSDストレージにはディスク・ストレージでは得られない数多くのメリットがある。しかし、RamSan 6200は決して安価な製品ではない。Texas Memory Systemsによれば、100TBの構成を取った場合、価格は440万ドル程度になるという。

 Texas Memory Systemsの社長、ウッディ・ハッツェル(Woody Hutsell)氏は、「RamSan 6200は、大規模データベース、科学研究、地震データ処理、動画、連邦政府関連の業務などで使用されているストレージ・システムのあり方を根本的に変える製品である。これほどの容量と性能を両立できる製品は、今のところRamSan 6200だけだ」と声明で述べている。

(Lucas Mearian/Computerworld 米国版)

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