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100TBのフルSSDストレージ、国内販売を“前向きに”検討中――代理店のシステムクリエイト

既存ユーザーは金融や通信など。今後は一般企業の顧客獲得にも注力
(2009年08月13日)

 8月5日に米国で発表された最大100TBのフルSSD(Solid State Disk)ストレージ「RamSan 6200」について、同社製品の国内代理店であるシステムクリエイトは「国内販売を前向きに検討している」という。


フルSSDストレージ「RamSan 620」。同製品20台を40Uのラックに収容して100TBの容量を実現したのが新製品の「RamSan 6200」である

 RamSan 6200は、米国Texas Memory Systems(TMS)が開発するフルSSDストレージ「RamSan」シリーズの新製品で、ハードディスクを使わずにSSDのみでディスク・アレイを構成する。同社の既存製品で最大容量5TBの「RamSan 620」20台を40Uのラックに搭載して100TBの容量を確保する。

 フルSSDストレージと言うと、最近の時流に乗って開発された目新しい製品という印象を受ける。だが、システムクリエイト営業部の山田誠氏によれば、「TMSの設立は1978年。SSDストレージの開発にも長年の実績がある」という。

 本拠をテキサス州ヒューストンに置くTMSは、NASA(米国宇宙航空局)や国防関連の政府機関の受託開発から事業を開始した。SSDを使ったストレージの開発も早期から手掛けており、RamSanシリーズの現行モデルはすでに15世代目となる。

 新製品のRamSan 6200の国内販売について山田氏は、「ユーザーの要望を聞きながら、検討しているところだ」と語る。ただし、同製品は、これまでのRamSan導入先とは異なる用途を想定しているという。

 RamSanは、ハードディスクでは対処できないほどのI/O性能とともに高い信頼性を必要とする特殊な業務での利用を想定して開発された。既存の導入先は、金融機関や通信事業者、米国の政府機関、eコマース事業者といった企業/組織が中心であり、証券取引所のトレーディング・システムや携帯電話事業者のリアルタイム決済システムなどで利用されている。

 こうした用途を想定して、システムクリエイトが現在取り扱っているRamSan製品は、内蔵SSDモジュールが冗長構成となっている。一方、RamSan 6200のベースとなっているRamSan 620は、SSDモジュールがRAID 0構成であり、パフォーマンスを重視した設計である。

 そのため、特に信頼性を重視する傾向が強い国内企業が新製品を使う際には、「元データを保持するためのディスク・ストレージと併用するケースが多くなる。新製品は、そうした導入形態で利用できる用途に適用されることになるだろう」と山田氏。具体的には、DWH(データ・ウェアハウス)や動画配信のストリーミング・サーバなどが考えられるという。

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