デル、オブジェクト指向アーキテクチャ採用のグリッド・ストレージを発表
EMCの重複除外製品「Data Domain」とNAS「Celerra」の再販も開始米国Dellは3月24日、2PB以上のデータを保存できる同社初のオブジェクト指向アーカイブ・ストレージ「DX Object Storage Solution」を発表した。また、EMCの重複除外ストレージ「Data Domain」とNAS「Celerra」の再販を開始することも明らかにした。
DX Object Storage Solutionは、グリッド・ベースのアーキテクチャを採用し、x86サーバを組み合わせて構築される。運用管理は、HTTPでアクセスできる単一のグローバル名前空間を作成するソフトウェアで行う。最初の製品は、2PB以上のデータを保存できるように拡張できると、Dellのシニア・プロダクト・マネジャー、ブレット・ロスコー(Brett Roscoe)氏は語った。
DX Object Storage Solutionでは、弾力性を確保するためにRAIN(Redundant Array of Independent Nodes)アーキテクチャが使われている。RAINは、フォールト・トレランスのために複数のインタフェースを持つネットワーク・トポロジに基づいて、x86プロセッサおよびディスク・ストレージをクラスタ化する。
同アーキテクチャにより、ノードに障害が発生しても、データがクラスタ内のほかのノードに自動的に再配置され、システムの稼働を中断することなくノードを交換することができる。同様に、クラスタのアップグレードもシステムを稼働させたまま行える。各ノードは2U(3.5インチ)x86サーバとSATAドライブ12台で構成され、12TBの容量を持つ。
Dellのソフトウェア管理レイヤにより、クラスタ化されたオブジェクト・ストアとしてノードが機能し、このストアにメタデータとデータが単一の名前空間を使って保存される。メタデータがデータとともに保存されるため、データ位置にかかわらずデータにアクセスできる。
また、コンプライアンスのためにWORM(Write-Once, Read Many)ストレージとして構成することもできるほか、自動化されたポリシー・ベースのデータ保持、レプリケーション、配布、削除も可能だ。
Dellによれば、DX Object Storage Solutionは、CIFS、NFS、XAM(eXtensible Access Method)をサポートするようになるという。XAMは、業界団体のSNIA(Storage Networking Industry Association)が策定したストレージ規格である。DX Object Storageは5月に出荷される予定。
さらにDellは、EMCの重複除外アプライアンスであるData Domainを「DD」のブランドで再販する。DDシリーズはエントリー・モデルの「DD140」のほか「DD610」、「DD630」の計3モデルがラインナップされる。
DD140は、リモート・サイトから中央データセンターへのデータ・レプリケーション用で、最大450GB/時間のデータ移動が可能。DD630とDD610はリモート・データセンター用で、インライン・デデュープのスループットがそれぞれ最大1.1TB/時間、675GB/時間。
「われわれは、デデュープを今後重要な技術と位置づけている。また、バックアップはストレージ市場で最もホットな機能分野だ」(ロスコー氏)
このほかDellは、EMCのNASアレイであるCelerraも再販する。Celerraは960TBまで容量を拡大でき、EMCのMulti-Path File SystemのほかNAS、iSCSI、ファイバー・チャネルによる接続に対応している。
(Lucas Mearian/Computerworld米国版)



























