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ストレージ

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【Storage Strategy 2011 Report】

今必要なのは“自分でコントロールできる”新たなストレージ基盤

これまでのストレージ管理環境に変革をもたらす「Sun ZFS Storage Appliance」
(2011年12月05日)

ストレージ環境の変化に柔軟に対応する
ビックデータ時代のIT基盤構築が急務に

日本オラクル株式会社
システム事業統括 ソリューション統括本部
プロダクトマネージメント本部
プリンシパルセールスコンサルタント
中西 国和 氏

 インターネット、スマートフォン、クラウド・コンピューティングの普及に伴い、企業では今、オフィス業務に使用する文書やプレゼンテーション資料などの非構造化データ、インターネットを介して配信される多種多様な情報や動画などのコンテンツ・データが爆発的に増加している。

 世界中で作成されるデータの容量は、2010年の1,200EB(エクサバイト:ペタバイト(PB)の1,000倍)から、2020年には実に3万5,000EBへと29倍に膨れ上がり、2020年には1秒間に1PBのデータが生成されるようになるという調査結果もあるという。

 こうした状況の中、企業のストレージ管理を担う担当者からは、「データの増加ペースや規模の予測が難しい」「突発的なデータ増加に対応できない」「ボトルネックを迅速に発見できない」「キャパシティとパフォーマンス、コストのバランスをとることが難しい」「管理、構成変更を自分ですばやく行いたい」「コスト競争力を高めたい」といった悲鳴が上がっている。

 多くの企業では、従来型のストレージ・システムをベンダーのサポートに依存して運用。ディスク増設の繰り返しで、その管理環境は複雑化の一途をたどり、もはや“ブラックボックス”と化しているのが現状だ。その結果、ストレージベンダーに依存した構成変更によるサービス停止、運用管理負荷/コストの増大といった深刻な課題に直面している。

 こうした状況をどのように打開すればよいのか。日本オラクルの中西氏は、「データ爆発に迅速に対応するために、ストレージ・システムとストレージ管理に変革が求められている。管理者が自らの手で変化に迅速かつ柔軟に対応できる、新しいシンプルなストレージ基盤が必要になってきている」と強調した。

データ管理の変化に迅速かつ柔軟に対応し
システム状況をリアルタイムに追跡

 管理者が自らの手で、データ爆発に迅速かつ柔軟にできるストレージ基盤はどのようにすれば構築できるのか。それを容易に実現するのが、日本オラクルの新世代ストレージ・システム「Sun ZFS Storage Appliance」だ。

 Sun ZFS Storage Applianceの最大の特徴は、「ZFS」(Zettabyte File System)と呼ばれる128ビットのファイルシステムを採用し、大規模ファイル/ストレージを容易に取り扱えること。プール容量は最大256ゼタバイト(EBの1,000倍)で、ファイルシステムおよびファイル容量も単体で最大16EBをサポート、現行ストレージ・ハードウェアの最大物理容量を超える、上限ほぼ無制限のサイズのデータを扱うことができる。

 もう1つの特徴は、ZFSファイルシステムのストレージ・プールにSSD(Solid State Drive)を適用することで、より効率的なストレージ管理を実現する「Hybrid Storage Pool」を採用している点にある。

 Hybrid Storage Poolでは、システムのDRAM上にあるメモリ・キャッシュとストレージ・プールを構成するディスクとの間に、SSDベースの読み込みおよび書き出し最適化キャッシュを配置することで、処理の高速化および効率化を図るオラクルの独自アーキテクチャだ。

 SSDを採用することで、必ずしも高速なディスクを必要としないため、大規模環境に導入しても、コストおよび消費電力を抑えることができる。また、パフォーマンスやキャパシティの必要性に応じてSSDやHDDを追加するだけで、自動的にプールに組み込まれるため、すぐにその領域を利用することができる。

 さらに、パフォーマンスなどのシステム状況をリアルタイムに追跡、分析する「DTrace」も、ストレージ管理を容易にする重要な特徴だ。DTraceはシステムコール・レベルでプログラムの挙動をリアルタイムに監視できるようにしたものである。システムに「プローブ」と呼ばれる数万の計測窓を設けておくことで、必要に応じて窓を開けて状況をモニタリングできるようになっている。

 普段、計測窓は閉じているため、パフォーマンスに影響を与えることなく、稼働中のシステム状況を確実に把握できる。DTraceは、アプリケーションのボトルネック調査、セキュリティ分析、パフォーマンス解析など、さまざまなトレースに利用することが可能だ。

 これらの状況は、Webブラウザ・ベースのリアルタイム・ダッシュボードを使って詳細をドリルダウン表示できるので、今どんな事象が発生しているのかも容易に把握できる。

 最後に中西氏は、「企業はこうした先進的な機能を駆使することによって、ストレージ管理のスピードを上げるとともに、コストやベンダーに対する依存度、サービス停止時間を最小化できるようになり、ストレージのコントロールも自らの手に取りもどすことが可能になる。ITをシンプルにすることで、俊敏な経営に貢献するIT基盤作りが可能になる」と述べ、講演を締めくくった。

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