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シマンテック、企業向けシステム管理ソフト・ベンダーを買収

統合管理ソリューションの整備で巻き返し図る
(2007年01月30日)

 米国シマンテックは1月29日、米国アルティリスを8億3,000万ドルで買収すると発表した。アルティリスは企業向けシステム管理ソフトウェアを開発/販売するソフトウェア・ベンダー。シマンテックはアルティリスが持つハードウェア異常検知ツールなどの技術を、エンドポイント・セキュリティ製品群に統合したい考えだ。

 シマンテックのコーポレート・ディベロップメント担当上級副社長、ジェームズ・ソーカス氏は、アルティリスの買収で、エンタープライズ市場を対象にしたコンプライアンス管理およびシステム管理ソフトウェアの販売が可能になると語る。

 「シマンテックが注力してきたエンドポイントのセキュリティと、アルティリスが持つシステム管理分野のノウハウを一本化できれば、フロントエンドからバックエンドまでを網羅した強力な統合管理製品を提供できる」(ソーカス氏)

 また同氏は、シマンテックのセキュリティ・ソフトウェアとアルティリスの構成管理データベースを組み合わせれば、脆弱性のあるシステムを自動的に見つけ出し、修正できるソリューションを提供できると期待している。

 シマンテックは、買収手続き完了後にアルティリスのソフトウェアを販売する新事業部門を設立する。ソーカス氏によると、「アルティリス」のブランドを維持するかどうかは未定だが、ユタ州リンドンにあるアルティリスのオフィスは維持する予定だという。現在アルティリスは、約1,000人の従業員を擁する。

 今回の買収により、アルティリスの株主は1株当たり33ドルを受け取ることになる。今後は規制当局と株主の承認プロセスを経て、順調にいけば今年第2四半期中に買収が成立する見通しだ。

 エンタープライズ・ストラテジー・グループ(マサチューセッツ州ミルフォード)の上級アナリスト、ジョン・オルトシク氏は、「企業向け管理ソフトウェアの分野では、シマンテックの業績は低迷している。しかし、今回の買収によって、IBMやヒューレット・パッカード、BMCソフトウェアなどの大手ベンターに対抗できる製品をそろえることができるだろう」と分析する。

(ジェレミー・カーク&ロバート・マクミラン/IDG News Service サンフランシスコ支局)

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