SSD vs. HDD――性能差をベンチマークで比較検証
I/O性能、起動時間、消費電力……SSDの実力をあらためて知るデータ・アクセスを高速化できることから、SSD(Solid State Disk)の人気が高まっている。だが、HDDに比べて容量のわりに高価であるため、購入に躊躇するユーザーもいることだろう。本稿では、ベンチマーク・テストでSSDとHDDの性能差を検証する。
SSDとHDDの価格差 今後数年は現状維持
HDDに比べてデータの読み出しが速く、大抵の場合、書き込みも高速なことから、SSDの人気が高まっている。SSDは、NAND型フラッシュ・メモリーを記憶媒体とし、HDDのようにアームを移動させてデータにアクセスする必要がないため、データの読み書きが高速なのだ。
だが、SSDにも難点がある。HDDに比べて高価なことだ。ストレージ分野の市場調査を手がける米国Coughlin Associatesの創業者、トム・コグリン(Tom Coughlin)氏は、「ギガバイトあたりの単価は、HDDとSSDのいずれも年率約50%のペースで低下している。今後数年間は、両者の価格差が小さくなることはない」と語る。
市場調査会社の米国Forward InsightsでSSD担当のアナリストを務めるグレゴリー・ウォン(Gregory Wong)氏も同意見だ。「SSDの欠点は価格である。HDDとの価格差は5年後も変わらないだろう」との予測を示す。
一般的な消費者はPCを購入する際、ドライブのI/O性能よりも容量に注目する傾向がある。このため、「容量が少ないSSDは、考慮の対象外になりやすい」とウォン氏は指摘する。
検証対象ドライブには 手頃な価格の製品を選定
Computerworld米国版編集部は、HDDとSSDの比較検証を行った。検証に用いたHDDはSeagate Technologyの「Momentus 7200.4」(500GB)、SSDはOCZ Technology製の「Vertex Series」(120GB)である。
検証用ドライブを選定する際には、10,000rpmのWestern Digital製HDD「VelociRaptor」や、Intelの2.5インチSSD「X25-E」なども候補に挙がった。事前テストにおいて、VelociRaptorは読み出し速度で105MB/秒を記録し、X25-Eも読み出し速度が最大250MB/秒ときわめて高速だった。
だが、最終的には、より手ごろな価格帯の製品という基準で前述の2製品を検証することにした。高価で高性能なドライブよりも、低価格なドライブのほうが、利用するユーザーが多いと判断したからだ。



























