2009年のスパム・メールはさらに進化する!?
賢くなったユーザーにより高度な手口で襲いかかる攻撃者たちスパム・メールの根絶は依然として困難な課題だ。2008年には、スパム・メールの氾濫を食い止めると期待された対策が幾つか実施されたが、その効果はあまり持続しなかった。スパム・メール対策の専門家は、2009年には新たな形態の厄介な攻撃が発生すると予測している。
JR Raphael/PC World米国版
2009年にはどんな攻撃が流行るのか
「2008年のスパム・メールとの戦いで、われわれは部分的には勝利を得られたが、戦いの終結にはまだほど遠い」と、ソフトウェア開発とスパム調査を手がけるデンマークSPAMfighterの共同創業者、マーティン・ソーンバーグ(Martin Thornberg)氏は語る。
ソーンバーグ氏によると、スパム・メールはインターネット上に潜在するターゲットの22%にしか到達していない。これは、ますます多くのスパム・メール攻撃が、つまり、ますます多くの頭痛の種が登場してくるのは必然であることを示している。
SPAMfighterは、2009年のスパム動向について包括的な予測を行っている。その内容は明るいものではない。
●ソーシャル・ネットワーク・スパムの増大
2008年にはソーシャル・ネットワークを悪用したスパムが増え始めた。2009年もこの傾向は続き、今後数カ月で急増する見通しだ。
●スパム・メールを配信するネットワークの複雑化
2008年11月、スパム・メールの大量配信に使われるボットネットのコントロール・センター的役割を果たしていたとして、米国のISPであるMcColoが上位サービス・プロバイダーにインターネット接続を強制遮断された。この措置によって、スパム・メールを抑制する効果が得られた。セキュリティ専門家によれば、McColoはインターネット上のスパム・メールの75%に関与していたと考えている。
スパム・メール業者は2009年、より柔軟な分散型システムを構築し、高度な攻撃手法を用いると予測される。
●脅威のハイブリッド化
スパム・メールとスパイウェアやフィッシングが組み合わされた、新しい複合的な脅威が発生するだろう。
●特定の集団や個人にスパムを送りつけるスピア・フィッシングの増加
「スピア・フィッシング」は、特定の企業の従業員や団体の職員、あるいは特定のオンライン・ネットワークの会員などを対象に、特別に作成されたスパム・メッセージを送信する手口である。
●手口の巧妙化
2008年には、“フィッシングに関する注意喚起を装ったフィッシング”のように凝った手口が見られた。インターネット・ユーザーがより賢明な対応を取るようになるとともに、より手の込んだ偽装が行われるようになるだろう。
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