FirefoxのFlashチェック機能は効果大、1,000万人がアドビの更新サイトにアクセス
Firefoxインストール時にFlashのバージョンを調べ、警告メッセージを表示Firefoxに備わるAdobe Flash Playerのバージョン・チェック機能に促され、1,000万人のユーザーがFlashの最新バージョンを入手しようとAdobe SystemsのWebサイトにアクセスしたことが、米国Mozillaの調べで明らかになった。
このチェック機能は、ユーザーが使用しているFirefoxのFlashプラグインが古くて脆弱な場合に、Flashのバージョンアップを促す警告メッセージを表示するというもの。9月9日に公開されたFirefox 3.0.14もしくは3.5.3をインストールしたユーザーが対象だ。
対象ユーザーがインストール時にFlash Playerの古いバージョンを使っていると、ランディング・ページ(Firefoxのインストール直後に表示されるページ)で次のような警告メッセージが表示される。
「Adobe Flash Playerを今すぐ更新してください。Firefoxは最新版に更新されましたが、今お使いのFlash Playerプラグインのバージョンが古く、安全性や安定性の面で問題があります。できるかぎり早く無料の最新版をインストールしてください」
同メッセージには、最新のFlash Playerプラグインを入手できるAdobeのダウンロード・サイトへのリンクが張られている。
Mozillaの統計責任者、ケン・コバシュ(Ken Kovash)氏のブログ・エントリーによると、当該Firefoxの公開から1週間の間に同リンクをクリックしたユーザーは1,000万人に上った。
公開から丸1日経った10日のデータを見ると、ランディング・ページを見たユーザーは約600万人だった。そのうち300万人以上がFlashプラグインの古いバージョンを使っており、100万人ほどがAdobeのダウンロード・サイトへのリンクをクリックしたという。
「Adobeサイトへのリンクをクリックしたユーザーが1週間で1,000万人というのもインパクトが大きいが、それ以外で最も顕著な傾向を示しているのはクリック・スルー率だ。Firefoxのランディング・ページは通常、クリック・スルー率が5%に満たない。それを考えると、Flashの更新ページへのリンクのクリック・スルー率が30%を超えているのは驚異的だ」(コバシュ氏)
この数字について、Mozilla Foundationの会長を務めるミッチェル・ベイカー(Mitchell Baker)氏は「非常に高いレスポンス率だ」と自身のブログで称賛した。また、同社セキュリティ部門のジョナサン・ナイチンゲール(Johnathan Nightingale)氏も、同社のセキュリティ・ブログにおいて、「この結果は素晴らしいと言うほかない」と述べている。
一方、Adobeは17日、同社のFlash Player更新ページへのトラフィックが急増したことを認めた。同社製品セキュリティ/プライバシー担当ディレクターのブラッド・アーキン(Brad Arkin)氏は、Mozillaの取り組みに賛辞を送った。
「われわれのソフトウェアを最新に保つことを支援する他社の取り組みは、どのようなものであれ、われわれにとってプラスになる」(アーキン氏)
アーキン氏によると、FacebookもMozillaと同様、最新のFlashを使うよう奨励しているという。「こうした取り組みについては、われわれAdobeに(取り組みの)許可を求める必要はない」(同氏)
(Gregg Keizer/Computerworld米国版)



























