マイクロソフト、「Security Essentials」のメリットを強調
シマンテックの「使い古しのつまらないソフト」発言にピリピリ米国Microsoftは、無償提供を開始した新たなマルウェア対策ツール「Security Essentials」が米国Symantecのエンジニア担当幹部に酷評されたことを受け、同製品の利点を強調する声明を発表した。
Microsoftは声明の中で、「Security Essentialsは、エコシステム内に発生したマルウェアを直ちに特定できるよう、挙動監視とレピュテーション・サービスを用いたリアルタイム保護を提供している。また、次回のシグネチャ・ダウンロードを待たなくても、最新の定義をリアルタイムで利用できる「Dynamic Signature Service」を備えている」と述べた。
Security Essentialsについては9月下旬、SymantecでNorton製品エンジニアリング担当バイス・プレジデントを務めるジェンス・メガーズ(Jens Meggers)氏が、「Security Essentialsは、提供が終了したWindowsデスクトップ向けセキュリティ『Live OneCare』の使い古しに過ぎない。つまらないソフトウェアだ」と痛烈に批判していた。
「『Norton AntiVirus 2009』とSecurity Essentialsの比較テストを行った結果、マルウェアからの保護ではNortonのほうが約2倍優れていることが判明した。Security EssentialsはOneCareから不要な部分を削ぎ落しただけだ」(メガーズ氏)
ただし、同テストのスポンサーはSymantecである。MicrosoftはSymantecの批判に対し遺憾の意を表したが、メガーズ氏のコメントには反論していない。
Microsoftは声明の中で、「われわれはマルウェア対策ソフトウェアだけでなく、ファイアウォールや『ユーザー・アカウント・コントロール(UAC)』などの保護機能、『Internet Explorer 8』に備わっているセキュリティ機能、『Microsoft Update』で提供されるような継続的なアップデート機能を含め、多重防護戦略を提唱している」と述べ、“トータル的”なセキュリティ対策を実施していると主張している。
ちなみに、MicrosoftはSecurity Essentialsを無料提供する理由について、以下のように述べている。
「(セキュリティ・ソフトウェアを購入する)金銭的余裕がなかったり、(セキュリティ・ソフトウェアをインストールした場合の)パフォーマンスへの影響が心配だったりといった利用で、セキュリティ対策を施していないユーザーは多い。また、ウィルス対策ソフトウェアを導入していても、最新版にアップデートしていないユーザーもいる。セキュリティ・ソフトウェアを無料提供することで、こうした問題はある程度回避できる」
(Ellen Messmer/Network World米国版)
























