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マイクロソフト、OneCare 2.0のベータ版をリリース

ローカル・ネットワーク上の複数のPCを監視可能に
(2007年07月12日)

 米国マイクロソフトは7月11日、次期デスクトップ・セキュリティ/管理パッケージ「Windows Live OneCare 2.0」のベータ版をリリースした。ローカル・ネットワーク上の複数のPCを監視する機能など、数多くの機能強化が盛り込まれている。同社のWebサイトから無料でダウンロードできる。

 今年1月にOneCare 1.5がリリースされておよそ6カ月後に登場した今回のベータ版は、旧バージョンと同様、ファイアウォールやAV(アンチウイルス)、バックアップ、アンチスパイウェア・プログラムを搭載するほか、新たに無線ネットワークをロックダウンするためのツールやファイアウォールの自動調整機能などをサポートしている。

 また、複数のコンピュータでプリンタを共有する機能のサポートや、コンピュータのブート・サイクルをスピードアップする起動時間最適化ツール、写真などの画像に対応するオンライン・バックアップ・システムなどの管理機能も新たに追加された。

 一方、サービス面では、コンピュータの重要なイベントや推奨アップグレードについての月例リポートに加え、より充実したシステム修正/エンドユーザー構成提案サービスが追加される。

 集中バックアップ機能を使えば、OneCareサブスクリプション(3台までのマシンに対応)でカバーされるローカル・ネットワーク上の複数のPCを構成したり、自動ストレージ管理機能を監視したりできる。

 またOneCare 2.0では、64ビットPCシステムもサポートされている。

 マイクロソフトのセキュリティ・ソフトウェア製品事業は、まだ初期段階にあるが、消費者向けエンドポイント保護ツールの新バージョンを6月にリリースするなど、ライバルのマカフィーやシマンテック(両社ともすでに競合アプリケーションの新バージョンを投入している)に続く第3の有力ベンダーとして地位を確保しつつある。

 2006年5月に初めて投入されたOneCareに対するエンドユーザーおよびセキュリティ専門家の評価は、否定的なものと肯定的なものに分かれる。専門家の多くは、製品価格(3台までのPCの保護と管理に年額49.95ドル)の面で多くの顧客の関心を引いているとしつつも、ライバル製品に対抗するにはまだ力不足だと評価している。

 AV-Comparatives(オーストリアで行われているプロジェクトで、セキュリティ研究者のアンドレアス・クレメンティ氏が管理している)の研究者らが2007年3月に発表した比較研究リポートでは、シマンテックやマカフィー、カスパースキー・ラブズ、ビットディフェンダー、フォーティネット、エフ・セキュアなどが提供している同等の製品に比べて、OneCareは能力が劣っていると評価されている。

 同リポートによると、Windowsをターゲットとするウイルス、ワーム、マクロ、スクリプトなどについて検知テストを行ったところ、OneCareの検知率は91%にとどまり、テストした製品の中で最も低い結果に終わったという。

 また、バックドアからのシステム侵入やトロイの木馬ウイルスなどの攻撃を防御するテストでも検知率は79.6%と低く、ベンダー13社の製品中最下位だった。

(マット・マット・ハインズ/InfoWorld 米国版)

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