モバイル・アプリとセキュリティ――利用者が知っておくべきこと
技術と常識を動員すればリスクは怖くないメルボルンに拠点を置くアプリ開発者が、スマートフォン用アプリのセキュリティ問題について語った。同氏いわく、一部のモバイル環境はマルウェアの影響を非常に受けやすいが、そうしたリスクは暗号化を利用したり、分別ある行動を取ったりすることで回避できるという。
Appscoreの運営責任者であるアレックス・ルーイ(Alex Louey)氏は、開発者と消費者が将来を見すえて計画を立てれば、モバイル・アプリに付随するセキュリティ・リスクを排除できると述べた。
「情報の収集に関しては、GPS位置情報をめぐる懸念があったり、情報漏洩の可能性が不安視されたりしている。これらにどう対処すればよいのかもしばしば話題に上る」(ルーイ氏)
「(情報が)漏洩する機会があるとすれば、それは携帯電話からサーバなどへ情報が転送される瞬間だ」(ルーイ氏)
ルーイ氏は「Android」および「iPhone」デバイスの両方にモバイル・アプリを作成している開発者チームとともに働いているが、データを暗号化することで多くのセキュリティ問題を防げると説明している。
「われわれのクライアントの大半にとって、最大の心配事はやはり個人情報だ」(ルーイ氏)
「暗号化と認証を利用し、デスクトップ・コンピュータで実現されているのと同様のセキュリティを確保している。同じようなツールも使っている」(ルーイ氏)
同氏は、アプリ・ストアがいちばん安全だとの理由からAppleを好んでいるというが、そもそもモバイル・デバイスはPCよりセキュリティが高い場合が多いと話す。また、外部のアプリケーションをダウンロードする際は良識を働かせなくてはならないとも主張した。
「結局のところ、AndroidデバイスもiPhoneも、OSで考えればデスクトップPCやラップトップPCより本質的に安全だと言える。しかし、なにより重要なのはユーザーが常識を持つことだ。アプリをダウンロードするときは使用条件を熟読し、内容を理解しておくのが必須となる」(ルーイ氏)
今週に入りブリスベン在住のある開発者が、オーストラリアのテレビ番組「A Current Affair」が「iPad」アプリケーション利用に伴う隠れた代償を暴露するといった趣旨のプログラム内で、同氏が開発したスマートフォン・アプリの映 像を不適切な形で放送したと苦言を呈した。ルーイ氏はこうした事態を受け、セキュリティに関する一連の発言を行った。
(Lisa Banks/Computerworldオーストラリア版)



























