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ハッカー集団、アップル委託先企業フォックスコンの受注サイトを攻撃

受注の際に使用されるユーザー名とパスワードも漏洩か
(2012年02月10日)
▲Appleの製品を受注製造しているFoxconn Technology。蟹工船ばりの過酷な労働環境が明らかになったばかり

 米国Apple製品を受託製造している台湾Foxconn Technology Groupのサイトがハッカーグループの攻撃を受け、ネット上に情報が漏洩したという。Foxconnの中国工場での過酷な労働環境に関する報道にからんだ行動だとみられる。

 「Swagg Group」と名乗るハッカーグループは2月8日、「Twitter」上で自らの攻撃を報じ、Foxconnのサイトから盗み出した情報を「BitTorrent」トラッカー・サイト「The Pirate Bay」に公開したという。漏洩したデータにはユーザー名やパスワードが含まれており、Swagg Groupはテキスト共有サイト「Pastebin」に「これらのパスワードを利用すると、MicrosoftやApple、IBM、Intel、Dellといった大企業の名前で不正に注文することが可能だ」と書き込んだ。

 Foxconnは攻撃に対するコメントを拒否し、「内部のネットワークセキュリティに関する発言はしない」と述べた。しかし同日午前、Foxconnの顧客が発注のために使用する2つのサイトはダウンしていた。

 Swagg Securityはその後、Twitterで「Foxconnの管理者は憤慨しているようで、"services.foxconn.com"サイトが削除された。みなさんが(不正な)注文をしてくれたのだろう」とコメントしている。

 AppleのiPhoneを含む電気製品を受託製造する大規模メーカーのFoxconnは、同社の中国工場で労働者の自殺が相次いだ2010年以来、繰り返し批判的な報道を受けている。先月、米国New York TimesがFoxconnの工場における危険な労働環境や長時間労働について報じたことから、同社は再び脚光を浴びることとなった。

 Appleのサプライチェーン工場での労働者酷使に対する批判報道を受け、次期バージョンのiPhoneのリリースまでに労働条件を改善し、何らかの対処を行うよう求めたオンライン嘆願書は、消費者から20万件の署名が集まり、米国時間2月9日付けでAppleに届けられる予定だ。

(Michael Kan/IDG News Service北京支局)

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