サイバー犯罪者、IPv6ネットワークに対するDDoS攻撃を開始
攻撃例はまだ少数だが、サービス・プロバイダーのセキュリティ対策もまだ手薄サイバー犯罪者がIPv6ネットワークに対するDDoS(分散サービス妨害)攻撃を開始していることが、セキュリティ・ベンダーの米国Arbor Networksが2月15日に概要を発表したレポートでわかった。
IPv6ネットワークに対するDDoS攻撃は、2011年に初めて記録に残されたが、ネット犯罪者にとって採算が悪いため、その実行例はまだ少数にとどまっていると、Arborのシニア・ソフトウェア品質保証エンジニア、ビル・サーベニー(Bill Cerveny)氏は述べている。
一部の企業は、自社のIPv6トラフィックが今後12カ月で2倍以上に増加すると予想しているが、この増加率は、インターネット・トラフィック全体の増加率と比べると、それほど大きくはない。
多くの企業はIPv6への移行に依然として消極的だ。既存のネットワーク・セキュリティ/トラフィック分析機器が、IPv6との完全な互換性を備えていないからだ。
Arborは、2011年10~11月に世界のサービス・プロバイダー110社強を対象に調査を実施し、年次レポート「Worldwide Infrastructure Security Report」のVolume VIIとしてまとめた。それによると、回答者の65%が、IPv6ネットワークでは、IPv4ネットワークと同等のセキュリティ機能を確保できていないことが、大きな課題になっていると答えている。IPv6トラフィックを適切に分析できていないことに不安を感じている回答者も60%に達している。
(Lucian Constantin/IDG News Serviceルーマニア支局)



























