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グリーンIT

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【Forrester調査】

英国企業のグリーンITへの取り組み、社会的責任よりもコスト削減に重点

フォレスターはデスクトップ環境のグリーンIT化を提言
(2008年09月19日)

 グリーンITに対する英国企業の取り組みは、企業の社会的責任というよりも、ビジネス上の必要性に根ざしていることが、米国Forrester Researchの調査で明らかになった。

 この調査は、Computerworld英国版が主催した「Green IT 08 Conference」(2008年5月7-8日開催)の参加者100人以上を対象にしたもの。グリーンITに取り組んでいる英国企業は、その最も重要な目的として、電力消費の削減(53%)とIT資産の寿命延長(41%)を挙げている。


「Green IT 08 Conference」(5月7-8日開催)の様子

 Forresterによると、グリーンITに取り組むにあたり英国企業が重視するのは、戦略的な目的よりも、コスト削減に直結する実際的な目的のほうだという。ただし、Forresterは「将来は戦略的な動機がより大きな比重を占める」との見通しも示している。例えば、先手を打って規制に対応するためグリーンITに取り組むと答えたのは、全体の34%に上った。

 またForresterは、顧客やサプライヤー、従業員の期待への対応や自社のサスティナビリティ目標の達成といったファクターも、グリーンIT化の動機として今後は重要性を増すと述べている。

 グリーンIT化の中心となるのは、英国でもやはりデータセンターのようだ。回答者の50%が、すでにデータセンターのグリーンIT化を推進しており、実施を検討している企業も40%を占めた。

 「多くの場合、データセンターがグリーンITプロジェクトの最初の対象になる。(データセンターは)しっかりとコントロールされた環境であり、IT部門が一手に管理していることが多いからだ。これに対し、分散されたデスクトップはエンドユーザーに左右される部分が大きい」(Forresterの調査リポートより)

 具体的な取り組みとして回答者が挙げたのは、サーバ仮想化、ストレージ統合、グリーン機器の調達だった。また、72%の企業がエネルギー監査を、66%が電力の集中管理を行っていると答えている。

 確かに、サーバ仮想化やストレージ統合などはグリーンITへの最初の取り組みとして理にかなっている。ただ、それと併せて、デスクトップの電力消費の管理にも取り組むべきだとForresterは提言する。

 「データセンターは、グリーンITに関する注目の面でも、現在実施中のプロジェクトにおいても、大きな位置を占めている。しかし、デスクトップ環境を看過してしまうと、環境的および金銭的に大きな価値が実現されないままになる。実際、ITの電力消費全体の中で、デスクトップと関連周辺機器が占める割合は40〜50%に上る可能性がある」(同リポートより)

 シン・クライアントへの関心が高まっていることは、デスクトップの電力消費を減らすうえでよい傾向だと、Forresterはリポートに記している。シン・クライアントは従来型のPCと比べて、消費電力が少なくとも25%は少ないと見られているからだ。

 「省エネルギーにとどまらず、シン・クライアント・アーキテクチャは多くのメリットを提供する。管理、セキュリティ、コンプライアンスの改善や、ディザスタ・リカバリ対策の向上、『いつでもどこでも』アクセスできることなどだ」(同リポートより)

 さらにForresterは、包括的な観点でグリーンITへの取り組みを進めるよう呼びかけている。「出張を減らすためのビデオ会議や、紙のむだを減らすための両面印刷機能は、サスティナブルなビジネス文化を促進する。こうした取り組みは、IT機器の電力消費削減やIT資産の寿命延長につながることはないだろうが、環境的およびビジネス的に大きな価値をもたらすはずだ」

(Mike Simons/Computerworld英国版)

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