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サンのオープンソース責任者、「Google App EngineのJavaサポートは不十分」と批判

「Javaクラスのサブセットのみをサポートするのは過ち」と
(2009年04月14日)

 米国Googleは、開発プラットフォーム「Google App Engine」でJavaクラスのサブセットのみをサポートするという過ちを犯した――。米国Sun Microsystemsのチーフ・オープンソース・オフィサー、サイモン・フィップス氏はそのように批判した。

 フィップス氏は4月11日付のブログ投稿の中で、「Sunの関与に対する賛否はどうあれ、Javaの互換性は10年間にわたり、われわれすべてに大きな恩恵をもたらしてきた」と述べた。そのうえで、「開発者がすべてのコア・クラスをすべてのプラットフォームで確実に利用できることもその1つだ。Javaプラットフォームのコア・クラスのサブセットを作ることが禁じられてきたのは、非常に理にかなっている。このルールを平気で無視するのは横暴であり、無責任だ」と批判している。

 フィップス氏はTwitterへの投稿でもこれを取り上げ、Googleの動きは「10年間にわたって維持されてきた互換性をないがしろにするものだ」と批判している。

 SunがGoogleに圧力をかけようとするかどうかは不明だ。フィップス氏は、自身のこうした意見は非公式なものだとしている。

 「これは、私がSunを代表してコメントできることではない。私の個人的なコメントは、ひとえに私のJavaとの長いかかわりから出てきたものだ」(フィップス氏から13日に寄せられた電子メールより)

 Sunの担当者とは13日時点で連絡が取れていない。


「Google App Engine Blog」では、サポートされたばかりのJava言語を開発者に利用してもらうよう呼びかけが行われている

 GoogleはApp EngineでのJava言語サポートを4月7日に発表した(関連記事)。同社はApp EngineアプリケーションがアクセスできるJavaクラスのリストを、App Engineに関するWebドキュメントの中で示している。

 Googleはこのリストにクラスを追加していく計画なのかもしれない。発表時、同社はApp EngineによるJavaサポートの「初期の姿」を披露すると表現し、1万人規模の開発者にこの機能を使う(試用する)よう呼びかけているからだ。

 また、Googleは、「Will it play in App Engine」というWebページで、App Engineと互換性のあるJavaツールおよびフレームワークのリストを示している。

 Googleの広報担当者は取材に対し、次のように述べた。「われわれはJava 6ランタイム環境を安全なサンドボックスで提供している。App Engineとともにできるだけ多くの一般的なJavaツールおよびフレームワークを利用できるようにするために力を注いだ。初期段階での開発者からのフィードバックにより、製品を改良していこうと考えている」(広報担当者)。

(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)

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