サンのオープンソース責任者、「Google App EngineのJavaサポートは不十分」と批判
「Javaクラスのサブセットのみをサポートするのは過ち」と米国Googleは、開発プラットフォーム「Google App Engine」でJavaクラスのサブセットのみをサポートするという過ちを犯した――。米国Sun Microsystemsのチーフ・オープンソース・オフィサー、サイモン・フィップス氏はそのように批判した。
フィップス氏は4月11日付のブログ投稿の中で、「Sunの関与に対する賛否はどうあれ、Javaの互換性は10年間にわたり、われわれすべてに大きな恩恵をもたらしてきた」と述べた。そのうえで、「開発者がすべてのコア・クラスをすべてのプラットフォームで確実に利用できることもその1つだ。Javaプラットフォームのコア・クラスのサブセットを作ることが禁じられてきたのは、非常に理にかなっている。このルールを平気で無視するのは横暴であり、無責任だ」と批判している。
フィップス氏はTwitterへの投稿でもこれを取り上げ、Googleの動きは「10年間にわたって維持されてきた互換性をないがしろにするものだ」と批判している。
SunがGoogleに圧力をかけようとするかどうかは不明だ。フィップス氏は、自身のこうした意見は非公式なものだとしている。
「これは、私がSunを代表してコメントできることではない。私の個人的なコメントは、ひとえに私のJavaとの長いかかわりから出てきたものだ」(フィップス氏から13日に寄せられた電子メールより)
Sunの担当者とは13日時点で連絡が取れていない。
GoogleはApp EngineでのJava言語サポートを4月7日に発表した(関連記事)。同社はApp EngineアプリケーションがアクセスできるJavaクラスのリストを、App Engineに関するWebドキュメントの中で示している。
Googleはこのリストにクラスを追加していく計画なのかもしれない。発表時、同社はApp EngineによるJavaサポートの「初期の姿」を披露すると表現し、1万人規模の開発者にこの機能を使う(試用する)よう呼びかけているからだ。
また、Googleは、「Will it play in App Engine」というWebページで、App Engineと互換性のあるJavaツールおよびフレームワークのリストを示している。
Googleの広報担当者は取材に対し、次のように述べた。「われわれはJava 6ランタイム環境を安全なサンドボックスで提供している。App Engineとともにできるだけ多くの一般的なJavaツールおよびフレームワークを利用できるようにするために力を注いだ。初期段階での開発者からのフィードバックにより、製品を改良していこうと考えている」(広報担当者)。
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)



























