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マイクロソフト幹部、相互運用の実現に向けた取り組みを説明

(2007年02月21日)

 米国マイクロソフトの相互運用/XMLアーキテクチャ担当ゼネラル・マネジャー、ジーン・パオリ氏と、相互運用性/標準担当ゼネラル・マネジャー、トム・ロバートソン氏は2月15日、InfoWorld 米国版のインタビューに応じ、同社のソフトウェアと他社製品とのシームレスな相互運用を可能にするための取り組みについて語った。

 パオリ氏によると、同社では現在、「アイデンティティ管理」「Webサービス」「インフォメーション・ワーカーによるシステムの活用」の3つの領域で、シームレスな相互運用性の確立を目指しているという。

 同氏は、「ベンダー各社が提供する複数のアイデンティティ管理システム間で相互運用性を確保するプロトコルを開発中だ」と語る。このプロトコルは、WS-*(一連のWebサービス仕様)の1つとして開発が進められている。

 同社は、今年2月にカリフォルニア州サンフランシスコで開催された「RSA Conference 2007」において、認証管理機能「CardSpace」とWeb認証の新規格「OpenID」を統合することを表明している。パオリ氏は、この動きも同社が相互運用性の確保に取り組んでいることの表れだと強調する。

 ただし、かつて同社がインターネット・セキュリティ実現のために推進していた「.NET Passport」構想は頓挫しているようだ。パオリ氏は、.NET Passportが「かなり前から話題に上らなくなっている」とし、今後同社が.NET Passportに注力する可能性がないことを示唆した。

 また、パオリ氏とロバートソン氏は、国際標準の文書フォーマット「OpenDocument Format for XML(ODF)」と2007 Office systemのデフォルト・ファイル・フォーマット「Open XML」の間のデータ交換や、Suse LinuxとWindowsのシームレスな相互運用を例に、マイクロソフトとノベルの取り組みが着実に実を結んでいることを強調した。

 その一方で、両氏は「Open XMLのISO(国際標準化機構)承認をIBMが妨害している」と語り、IBMに対する不信感をあらわにした。両氏は14日、「Interoperability, Choice and Open XML」と題した公開書簡を同社サイトに掲載するとともに、同書簡をIBMに送りつけている。

 ロバートソン氏は、「当社サイトに掲載した公開書簡は、マイクロソフトの意図を明確にするものだ」としたうえで、「IBMがOpen XMLの標準化を妨害し、ユーザーの選択肢を狭めていることを知ってもらうことが重要だ」と語った。

 これに対しIBMサイドでは、オープンソース・コミュニティのサポート・サイトConsortiumInfo.orgに書き込まれた意見に引き合いに出している。同ブログには、Open XMLの標準化に対しては「業界内で強い反対の声」があり、Open XMLの標準化は「分の悪い賭け」だと書かれている。

(ポール・クリル/InfoWorld オンライン米国版)

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