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アパッチ、Java互換性検証キットのライセンスを巡りサンに抗議

ソフトウェアの知的財産権に制約を設けていると猛反発
(2007年04月11日)

 アパッチ・ソフトウェア・ファウンデーション(ASF)は4月10日、米国サン・マイクロシステムズが提供しているJava技術互換性検証キット「Java Compatibility Kit(JCK)」のライセンスを巡り、抗議する文書をオンライン上に公開した。

 ASFは、「サンが提供しているJCKのライセンスは知的財産権に制約を設けるものであり、到底受け入れられない」としている。

 ASFによると、同互換性検証キットは、Java SE 5のオープンソース版実装プロジェクト「Apache Harmony」で必要になるという。

 ASF側の責任者であるゲイル・マグヌセン氏は4月10日午前、IDGの取材に応じ、「ASFとサンは2つの異なる立場に分裂しており、双方の考えには大きな隔たりがある」とコメントした。

 マグヌセン氏によると、サンが提供しているJCKのライセンスは、ソフトウェアの“使用分野”に制限を設けることで、その知的財産権に制約を課しているという。

 マグヌセン氏は抗議文書の中で、Java標準化コミュニティのJCP(Java Community Process)で規定されている「Java Specification Participation Agreement(JSPA)」にJCKライセンスは反していると主張。「JCKライセンスは、ASFのソフトウェアを犠牲にしてサンのJava事業を保護するものだ」と記している。

 さらに抗議文では、「サンが課している条件は、『Harmony』プロジェクトの進展を阻害するだけでなく、JCPやオープンな技術としてのJavaの信頼性を損ねるものだ」とサンを激しく非難している。

 マグヌセン氏によると、ASFは昨年8月以降、JCKライセンスを巡ってサンと交渉を続けてきた。だが、交渉は決裂し、もはや抗議文書の公開という手段に頼らざるをえない段階に至ってしまったという。

 ASFはサンに対し、JSPAに準拠したJCKライセンスを30日以内に提出するよう求めている。なお、4月10日午後の時点では、サンからのコメントは得られていない。

(ポール・クリル/InfoWorld オンライン米国版)

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