2009年、大いに期待できる25のオープンソース・ソフトウェア[後編]|オープンソース|トピックス|Computerworld

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オープンソース

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【解説】

2009年、大いに期待できる25のオープンソース・ソフトウェア[後編]

オフィス・アプリケーション、IT管理ツール、コンテンツ管理/コラボレーション・ツール、“オープンソース・ハードウェア”……
(2009年05月04日)

オープンソースの世界からは、今年もたくさんのすばらしいアプリケーションが登場しそうだ。2009年中のリリースを目指し、数々のプロジェクトがひっそりと(あるいは少し派手に)開発にいそしんでいる中から、特に注目したい25のプロジェクトを紹介しよう。後編はビジネス・アプリケーション、IT管理ツール、コンテンツ管理/コラボレーション・ツールなど、少しビジネス寄りのオープンソース・ソフトウェアを取り上げる。また、“オープンソース・ハードウェア”という新しい動向もチェックしておこう。

ビジネス・アプリケーション

 本稿前編で紹介したプロジェクトは、テクノロジー・オタク(もちろん良い意味で!)向けのものが中心だった。だが最近は、一般企業が生産性向上や業務上の用途を目的として、オープンソース・ソフトウェアを採用する例も増えてきている。

 中でも際立っているのが、オープンソースによる「Microsoft Office」の“交代要員”だ。リリース間近と見られる「OpenOffice.org 3.1」は現在、開発者向けスナップショット版が利用可能だが、文法チェックや図形のアンチエイリアス処理ができるようになり、図表作成やアウトライン機能も改良されるという。

 これらの新機能に加え、すでにバージョン3.0(2008年10月リリース)の段階で、ODF(Open Document Format)1.2や、OOXML(Office Open XML、Microsoft Office 2007が採用する文書フォーマット)との互換性を備え、Mac OS Xにもネイティブ対応している。

OpenOffice.org 3.1(開発者向けスナップショット版)の画面

 だが、ビジネスに通用するオープンソースは従来型のデスクトップ・アプリケーションや企業向けソフトウェアに限られているわけではない。「Kaltura」は、あらゆるタイプのWebサイト上にビデオの視聴/アップロード機能を付加するオープンソース・プラットフォームで、Webパブリッシャー、インテグレーター、アプリケーション開発者を対象としている。Kalturaは、コンテンツ管理(Drupalなど)、ブログ(WordPress)、コラボレーション(MediaWiki)を含む複数のプラットフォーム向けに、拡張機能も用意している。

DrupalにKalturaプラグインを適用し、動画機能を追加

 2009年第2四半期には、KalturaのCommunity Editionが「GNU General Public License (GPL)」に基づきリリースされる。これを使えば、どんなWebサイトでもYouTubeのような独自のビデオ・ポータルを作ることができる。オプションの企業向けサポートとしては、ストリーミング/ホスティング、広告配信、コンテンツ・シンジケーションなどがある。

DimdimのWeb会議画面

 「Dimdim」は自らを、初の“オープンソースWeb会議企業”と称する。そのソフトウェアは既に50万回近くダウンロードされており、利用回数無制限、複数参加者によるビデオ・オーディオ会議などの特徴を売りにしている。

 Dimdimは2009年、商用バージョンのリリースを含む大きなプランを準備している(詳細な時期は未公表)。同社のオープンソース・プラットフォームは、参加者1,000人以上の会議に対応できる完全な“ウェビナー(訳注:Web上で行われるセミナー)”製品となるだろう。総会やトレーニング・セミナーを開催する人にとっては魅力的だ。

その他の注目プロジェクト

 「LedgerSMB」は、小規模企業向け会計パッケージ「SQL-Ledger」からフォーク(分岐)したプロジェクト。リリース間近のバージョン1.3では、コンタクト処理が改善されるほか、セキュリティ機能を「Kerberos」など企業のネットワーク・セキュリティ・インフラと統合できるようになる。

 「The Lucid Desktop」(以前の「Psych Desktop」)は、Web、既存のデスクトップ技術、モバイル機器を統合するWebデスクトップだ(Web OSと言ってもいいだろう)。ポータブルなオンライン・ワークスペースとして機能し、ファイルの保存、メディアの再生、オフィス・ドキュメントの管理が行える。バージョン1.0はまだベータ版でリリース予定が遅れているが、もう間もなく出るはずだ。

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