OpenOffice.orgユーザー、UI変更案でのリボン導入に猛反発
「Office 2007のパクリだ」「頼むから実装しないでくれ」の声多数熱心なオープンソース・ユーザーらが、無料のオープンソース・オフィス・スイート「OpenOffice.org」のユーザー・インタフェース(UI)の変更案を痛烈に批判している。というのも同変更案は、米国Microsoftが「2007 Office system」(以下、Office 2007)から導入して物議を醸してきたリボン・レイアウトと酷似しているからだ。
OpenOffice.orgの新しいUIのデザイン作業は、同スイートの主要貢献者である米国Sun Microsystemsの主導で9カ月前から行われてきた。
Sunが2009年7月に公開したOpenOffice.orgに関する情報には、「変更案はまだラフ段階だ。OpenOffice.orgが新UIの魅力により、必要だからという理由だけでなく、使いたいからという理由でもユーザーから選ばれるようになることを目指す」と記されていた。
しかし、Sunのブログに寄せられた500件余りのコメントは、その大半が変更案に対する痛烈な批判だった。「(リボン・レイアウトは)OpenOffice.orgを使いたくないと思わせること必至の機能だ。実装してはいけない」「Officeのリボンはひどい代物だ。マネしないでください」「これは神が存在しないか、われわれを憎んでいる確実な証拠だ」といった声が寄せられている。
もちろん、否定的なコメントばかりではない。「sRC」と名乗るユーザーは、「このUIの方向性は気に入っている。Office 2007のリボンは最初は使いにくいが、いったん慣れると従来のインタフェースよりずっと使い勝手がいい」と記している。
Microsoft Officeに酷似していくジレンマ
かねてよりOpenOffice.orgは、機能や包含されているアプリケーションはもちろん、ドロップダウン・メニューなどのインタフェースを、意図的にMicrosoft Officeを模倣してきた。その理由は、Officeから乗り換えるユーザーが操作を覚えやすいようにというねらいだった。
MicrosoftはOffice 2007でファイル形式をXMLベースに変更したり、深い階層のメニューで提供していた機能を目につきやすくするため、UIも刷新したりした。
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