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オラクル、SOA管理ソフト・ベンダーのクリアアップを買収へ

Oracle Enterprise Manager強化の一環として
(2008年09月03日)

 米国Oracleは9月2日、米国ClearAppを買収する計画を発表した。ClearAppはSOA(サービス指向アーキテクチャ)環境のパフォーマンスを管理するソフトウェアを提供しているベンダーで、買収は2008年中に完了する見通しだという。なお、買収に関する詳細条件は明らかにされていない。

 ClearAppのソフトウェアはコンポジット・アプリケーションを対象に、パフォーマンスの監視などを行う。なお買収後、同ソフトウェアはOracleの統合システム運用管理ソフトウェア「Oracle Enterprise Manager」に統合されるという。

 現在、ClearAppのソフトウェアは、米国IBMの「WebSphere」を含む、Oracleの競合製品もサポートしている。Oracleは今回の買収について自社のWebサイトにQ&Aページを設け、「ClearAppのソフトウェアが提供する既存機能はサポートされる」と記している。ただし買収後も既存のClearApp顧客に対し、製品サポートを継続するかどうかは明言していない。

 SOAのコンサルティング企業である米国ZapThinkでアナリストを務めるジェイソン・ブルームバーグ(Jason Bloomberg)氏は9月2日、「ClearAppの技術は、SOAベースの複合アプリケーションの基礎になっているコンポーネントの状態を認識しやすくするものだ」と一定の評価をしたうえで、今回の買収について以下のようにメールでコメントした。

 「OracleはすでにAuptymaやMoniforceといった、ClearAppと類似する製品を提供していたベンダーを買収している。Oracleは何社の管理ベンダーを買収したら首尾一貫したSOA管理戦略を確立し、つぎはぎだらけの“フランケンシュタイン戦略”から脱却できるのか?」

 一方、ブルームバーグ氏は、「Oracleには買収した技術を(自社製品に)統合した実績が数多くあり、買収した企業の既存顧客のサポートもきちんと行っている」としたものの、「買収を繰り返すほど、製品(技術)の統合や既存顧客のサポートなどを滞りなく行うのは、困難になるだろう」と指摘した。

(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)

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