BEA、Genesis第1弾となるSaaSプラットフォームの提供計画を国内で披露
リリース時期は2008年第2四半期の予定日本BEAシステムズは12月18日、同社の戦略とビジョンに関する記者説明会を開催し、9月に立ち上げた「Genesis」プロジェクトを含む、同社の取り組みについてアピールした。
BEAは現在、Genesisプロジェクトの下に「ダイナミック・ビジネス・アプリケーション」を提供しようとしている。説明会に際し、来日した米国BEA SystemsのAquaLogic製品担当バイスプレジデント、サンジェイ・チカマニ(Sanjay Chikarmane)氏は、ダイナミック・ビジネス・アプリケーションについて、「企業を取り巻く環境が変化することを前提にしたアプリケーションである」と説明した。
Chikarmane氏によれば、従来のアプリケーションは、「永続的な利用を前提にしており、システムの技術的な制約の中で設計されている」という。また、ユーザー・インタフェースが固定的で全ユーザーが同じものを利用するように強いられ、コラボレーションが難しいということも、従来のアプリケーションが抱える問題であるとのことだ。
そうした問題の解決を試みるダイナミック・ビジネス・アプリケーションでは、SOA(サービス指向アーキテクチャ)とBPM(Business Process Management)により、変化への迅速な対応が可能なアプリケーション基盤を実現するという。また、Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)やマッシュアップといったWeb 2.0系の技術を用いて操作性を高め、ユーザーごとのカスタマイズの柔軟性を確保する。
BEAでは、Genesisプロジェクトの第1フェーズとして、2008年第2四半期にSaaSプラットフォームのリリースを計画している。このSaaSプラットフォームでは、マルチテナントに対応したサービス・プロビジョニング機能や課金サービスなど、SaaSの提供に必要な機能が用意され、必要に応じてWebLogicやAquaLogicといった同社既存製品と組み合わせて利用する形になる。
なお、日本BEAによれば、国内展開については現時点でビジネス・モデルが固まったわけではないが、ISV(独立系ソフトウェア・ベンダー)が、SaaSアプリケーションの提供基盤として利用するケースや、他のISVやSIerに対するSaaSプラットフォーム提供サービスに利用するケースが想定されるという。
(大川 泰/Computerworld)



























