Sinatra+Herokuで小規模Webアプリケーション開発
シンプルかつ必要十分な機能を備えた軽量RubyフレームワークRuby on Rails(以下、Rails)を利用すれば、Webアプリケーションを容易に作成できる。しかし一方で、ごく小規模な、例えばデータベース・スタックを必要としないアプリケーションの開発には、Railsは少々オーバースペックとも言える。そうした小規模アプリケーションの開発にお勧めなのが「Sinatra」だ。
杉山貴章
Sinatraとは
SinatraはRubyによる小規模なWebアプリケーション開発を対象とした軽量フレームワークである(画面1)。Sinatraの特徴はその手軽さ。複雑な設定ファイルを必要とせず、最小で1つのファイルからアプリケーションを構成することができる。決して多機能ではないが必要十分な機能を備えており、使い方もいたって簡単だ。
本稿では、Sinatraの基本的な使い方に加え、Sinatraで作成したWebアプリケーションをHerokuにデプロイして公開するまでの一連の流れを紹介する。
なお、RubyやRails環境の構築方法、Herokuの利用方法、およびそれに関連したOpenSSHやmsysGitの使用方法などについては、前回の本コーナーで解説しているため、まずはそちらを参照していただきたい。
Sinatraのインストール
RubyGemsを利用すれば、Sinatraのインストールを容易に行うことができる。
Ruby環境の構築にRuby Installer for Windowsを使った場合は、RubyGemsが同時にインストールされているはずだ。RubyGemsを利用すれば、次のコマンドでSinatraのインストールを容易に行うことができる。
RubyGemsを利用しない場合には、GitHubにホストされているGitリポジトリよりアーカイブやファイルを入手することができる。もちろんGitクライアントを用いてリポジトリを直接取得することも可能だ。




























