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セールスフォース、「Force.com」の“無料お試し版”を提供

100ユーザー・アクセスまでのアプリケーション1つを無料で開発可能に
(2009年06月16日)

 米国Salesforce.comは6月15日、同社のオンデマンド開発プラットフォーム「Force.com」への関心を高めるため、期間限定の無料版「Force.com Free Edition」を提供すると発表した。


「Force.com Free Edition」の利用申し込みページ

 Force.com Free Editionでは、最大100ユーザーで利用可能なアプリケーションを1本開発することができ、オンライン・トレーニングやサンプル・アプリケーション、テスト環境も用意されている。この条件を超えてForce.comを利用したい場合は、1ユーザーあたり月額50ドルからの有料サービスに加入する。

 451 Groupのアナリスト、チャイナ・マーテンス(China Martens)氏は、「Salesforce.comは、JavaやMicrosoftの.NETに代わる技術としてForce.comを認知してもらいたいと考えている。この開発プラットフォームは、まだ発展の途上にあるため、現時点では、ある程度のユーザー数を獲得することが重要だ」と語っている。

 Salesforce.comによると、すでにForce.comの普及は加速しつつあり、11万本を超えるカスタム・アプリケーションが開発されているという。同社は、Force.comを使えば、従来のツールよりも短時間でアプリケーションを開発できると強調している。

 Salesforce.comは、このことを裏付ける材料として、Nucleus Researchが最近出した調査レポートを紹介している。このレポートは、Force.comを利用した17件のプロジェクトを調査したもので、Javaや.NETの4.9倍のスピードでアプリケーションを開発できるという見解が示されている。

 アプリケーションの開発を迅速化できるのは、ユーザー・インタフェースの構成とカスタム・ワークフローの作成が容易なうえ、開発済みのコンポーネントも活用できるためとされている。

 また、Force.comで開発したアプリケーションは、Salesforce.comが運用するデータセンターに収容されるため、データベースやアプリケーション・サーバなど開発作業に関わる他の側面について判断を下す必要がなく、テスト期間も短縮できるという。

 また、Nucleusのレポートでは、将来的に他の開発プラットフォームに切り替える必要が生じた場合、Force.comでの開発作業につぎ込まれた時間と労力は無駄になるとも指摘している。

 今回Salesforce.comは、以前発表した「Force.com Sites」が本格的に利用できるようになったことも明らかにした。このForce.com Sitesを使うことにより、ユーザーは同社が提供する開発ツールを使って社外に公開するためのWebサイトを構築することができる。

 Force.com Free Editionで外部公開向けのWebサイトを構築した場合、月25万ページビューまでは無料で運営できる。一方、Enterprise Editionのユーザーは、月50万ページビューまで、Unlimited Editionのユーザーは、月100万ページビューまで無料だ。この限度を超えて100万ページビュー分を購入する場合には、月額1,000ドルを支払う必要がある。

(Chris Kanaracus/IDG News Service ボストン支局)

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