グーグルとマイクロソフト、Twitterを奪い合い
検索市場の二強が認める膨大な「つぶやき」の価値とは米国Googleと米国Microsoftの両者は、Twitterのリアルタイム・データを利用できるように米国Twitterと契約を結ぼうとしている。人気のマイクロブログが、ついに“つぶやき”を金銭に変える方法を見つけたようだ。同時にMicrosoftやGoogleにとっても、激しさを増す検索戦争にあって、リアルタイム検索をさらに促進するための方法が見つかったと言えるのではないだろうか。
10月8日、Wall Street Journalの「AllThingsD」に掲載されたレポートによると、検索市場で戦いを続ける両社は、Twitterを自社の検索用のデータ・マイニングに使用するため、それぞれTwitterと契約するための準備を進めているという。両社は、リアルタイムTwitterフィードを検索エンジン(Google検索やBing)に取り込めるようなライセンス契約を考えているようだ。これらの交渉が実際に行われているかどうかについては、3社ともコメントしていない。
AllThingsDのレポートによると、それぞれの契約条件は数百万ドルの前払いか、あるいは利益共有計画を伴うものだとしている。「これはTwitterが収益を得る方法の1つとなるだろう。しかも、大きな利益だ」と、Gabriel Consulting Groupのダン・オールズ(Dan Olds)氏は語る。
「これは、最終的にはTwitter固有のものになるかもしれないが、新しいビジネス・モデルが誕生したことにはまちがいない。もちろん、Twitter自信は実際に利益を得ることになるのだから、非常に重要なことだ。GoogleやMicrosoftからのライセンス費を獲得できるだけではなく、このビジネスを継続していくことができる。現時点では、Twitterが優位な立場にある」(オールズ氏)
Twitterの共同創始者であるビズ・ストーン(Biz Stone)氏は、(Twitterが)ビジネスの先端を行っているかと心配する前に、新たな機能を追加することにフォーカスしたいと何カ月間も前から主張していた。
いずれにせよ、これらの取引がうまくいけば、Twitterはある程度大きな収入を得ることになり、財政問題が解決される。
「(Twitterが持っている)データには、大きな価値がある」と、米国Technology Business Research(TBR)のアナリストであるエズラ・ゴットヘイル(Ezra Gottheil)氏は述べる。「検索エンジンをTwitterのフロント・エンドにすることができるし、Web上のユーザーの話題の中に検索対象の手がかりを見つけることもできる」(ゴットヘイル氏)。
「現在、多くのユーザーが興味を抱いているのは、ほかのユーザーの“つぶやき”そのものだ」とゴットヘイル氏は述べる。検索エンジン側としては、検索ページ中にインデックス化されたコンテンツとして、“つぶやき”を加えることができるのだ。
ゴットヘイル氏は、GoogleかMicrosoftのいずれかがTwitterとのライセンス契約にこぎ着けた場合として、もう一方が黙って引き下がるとは思えないと言う。主権争いの激しい検索市場において、両社ともアドバンテージを渡したくないはずだ。
「両社にとって、相手を地獄に落とす武器となる」と、オールズ氏は述べる。「この契約を取り付けることには、おそらくMicrosoftのほうが躍起になっているはずだ。とは言え、Twitterは両社と契約すると思われる。現在Twitterは、ユーザーが何に興味を持っているのかを調べる手法の1つとして捉えられている。それが、Twitterから得られる直接的な利益、膨大なTwitterユーザーの足跡が持つ価値なのだ」(オールズ氏)。
(Sharon Gaudin/Computerworld米国版)



























