セールスフォース、ビジネス・プロセスを設計する新ツールを発表
マウス操作で設計が可能に米国Salesforce.comは2月3日、同社のオンデマンド・アプリケーション開発プラットフォーム「Force.com」に、ビジネス・プロセスを設計する新たなビジュアル・ツールセット「Visual Process Manager(VPM)」を導入することを明らかにした。
VPMは先ごろSalesforce.comが買収した英国Informavoresのツールである。VPMはフローチャート型のドラッグ&ドロップ・インタフェースで、コールセンターのスクリプトから従業員の業務評定管理にいたるまで幅広いビジネス・プロセスを設計できる。ツールには質問フォームや意思決定ツリーなど、プロセスの構築ブロックが用意されているという。
また、エンドユーザー用にステップ・バイ・ステップのガイドを作成するためのウィザード・ビルダーや、本稼動前にプロセスをテストするシミュレーション・ツール、プロセス・デザイナー、プロセス実行エンジンという4つのコンポーネントを備えている。
Salesforce.comでプラットフォーム・マーケティング担当バイスプレジデントを務めるアリエル・ケルマン(Ariel Kelman)氏は、「例えば保険料の見積もり依頼など、完成したプロセスを企業のWebサイトに組み込んで、だれでもアクセスできるようにすることも可能だ」とVPMの優位性を強調する。
VPMの利用料金は、「Force.com Enterprise Edition」と「Force.com Unlimited Edition」の顧客であれば、ユーザー当たり月額50ドルで利用できるという。
調査会社451 Groupのアナリスト、チャイナ・マーテンス(China Martens)氏は、「今回の発表は、Salesforce.comが同社のプラットフォームでソフトウェアを開発するユーザーを増やしたいという願いの表れだ」と分析する。
「Salesforce.comは数年前にForce.comを発表した際、Apexと高度なプログラミング・モデルに力を入れるあまり、多くのユーザーを失ってしまった。マウスで操作したいユーザーを軽視していたのだ」(マーテンス氏)
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)



























