パッケージ・アプリも迅速にSaaS化――きっとASP、新サービスを発表
月額1万円からのプラットフォーム提供でSaaSビジネスのスタートアップを支援きっとエイエスピーは8月9日、米国ジャムクラッカーと国内における販売契約を締結し、同社のSaaSプラットフォーム「Pivot Path/JSDN」を活用した新サービスを展開すると発表した。販売開始は2008年1月の予定。
ジャムクラッカーは、各種アプリケーション・サービスを統合する技術の開発と、その統合サービスの提供を目的に1999年に設立されたSaaSプラットフォーム製品ベンダー。設立当初から、ASPアグリゲーションという形でオンデマンド・アプリケーション統合技術/サービスの開発を手がけてきた。
発表に際し、きっとエイエスピーの代表取締役社長、松田利夫氏は、ジャムクラッカー製品の特徴について「1999年から蓄積したASPアグリゲーションに関する実績/ノウハウをベースに、近年の技術トレンドを取り入れたもの」と説明した。
ジャムクラッカーのPivot Path/JSDNは、オンデマンド・アプリケーションに必要な機能をまとめたSaaSプラットフォーム。アプリケーション統合機能に加え、ホスティング・プラットフォームやインフラ管理、課金/集金/決済、ヘルプデスクなどの機能が用意されている。
きっとエイエスピーの新サービスは、Pivot Path/JSDNをベースに機能を拡張し、パッケージ・ソフトなど、Webアプリケーション以外でもSaaSとしての提供を可能とする。松田氏は、「これまでSaaS化できていなかった各種アプリケーションをSaaS化するもの」と同サービスの概要を説明した。新サービスは、ユーザー企業向けとSaaS提供企業向けの2種類が提供される。
ユーザー企業向けは「きっとアプリケーション・サービス・プラットフォーム」という名称で、各種アプリケーションの統合管理ツールとして提供される。これにより、社内アプリケーションとSaaS/ASPサービスとの統合作業の簡素化などが可能になるという。価格は100ユーザー・ライセンスで500万円からを予定している。
SaaS提供企業向けのサービスは、拡張機能を含むPivot Path/JSDNのレンタル事業となる。SaaS提供企業としては、データセンター事業者やサービス・プロバイダ、パッケージ・ソフト・ベンダーなどを想定している。これらの企業がSaaSビジネスを迅速に開始できるようにすることが新サービスのねらいだ。
きっとエイエスピーはプラットフォームの提供に徹し、稼働させるアプリケーションについてはSaaS提供企業側で用意する。レンタル料は、SaaS提供企業の売上額に応じた料金となり、最少で月額1万円から利用することができる。なお、松田氏によれば、SaaS提供企業向けのサービスに関しては、すでに国内大手パッケージ・ソフト・ベンダーやデータセンター事業者からの引き合いがあるという。
(大川 泰/Computerworld)



























