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Salesforceユーザー間でCRMなどのデータ共有が可能に

データ共有機能「Salesforce to Salesforce」をリリース
(2007年12月05日)

 米国Salesforce.comは12月5日、同社のオンデマンド・ソフトウェア「Salesforce.com」の新機能として、ユーザー間でのデータ共有を可能にする新機能「Salesforce to Salesforce」をリリースした。

 Salesforce to Salesforceは、Salesforce.comのサービスに加入しているユーザー同士で、データ共有を可能にする機能。同社は、Salesforceユーザーが今月中に100万人に達すると見込んでおり、新サービスにおいても、このユーザー規模をベースに多くの利用者を獲得できると考えているという。

 こうしたデータ共有には昔からニーズがあると、Salesforce.comの企業戦略担当バイス・プレジデント、ブルース・フランシス(Bruce Francis)氏は述べた。「どの企業もパートナーに依存している。そして、それらのパートナーと情報交換を行う必要が常にある」とFrancis氏。

 Francis氏によると、多くの企業は今でもExcelのスプレッドシートをメールに添付して送信し合うといった方法でデータ共有を行っているという。だが、「その情報は、“送信”をクリックした瞬間にオリジナル・データと同期しなくなる」と同氏は指摘する。新機能では、データを企業間で同期させることが可能になっている。

 Salesforce.comの製品ライン・シニア・ディレクターのイレイ・コーエン(Elay Cohen)氏は新機能のデモを披露し、見込み客情報のようなCRMデータと同様に、求人情報などさまざまな種類のデータを共有できることを説明した。共有データのプライバシー設定についても、現場レベルまで徹底できるという。

 Cohen氏によると、Salesforce to Salesforceは(少なくともコンセプト的には)かなり前から温められてきたという。すでに利用可能で、Salesforce.comのすべてのエディションと互換性がある。ただし、データ交換接続を開始できるのは「Platform」「Enterprise」「Ultimate」の各エディションに限られる。費用は1接続当たり年間1,200ドルとなっている。

 米国Beagle Researchのマネージング・プリンシパル、デニス・ポンブリアン(Denis Pombriant)氏は、「この新機能は、どのようなアプリケーション指向の機能よりも、ビジネス・プロセスにとって本質的かつ重要なものだ」と述べた。また、企業の提携を通じてメインフレームの統合を図るという往年の取り組みを思い出させるが、コストははるかに低いだろうと、同氏は言い添えた。

(Chris Kanaracus/IDG News Service ボストン支局)

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