ASPIC、ASP/SaaS/IDCアワード受賞企業を発表
挨拶に立った佐藤総務副大臣、「SaaSは国内産業の救いとなる」ASP・SaaSインダストリ・コンソーシアム(ASPIC)は1月25日、すぐれたSaaS/ASP事業者を表彰する「ASP・SaaS・ICTアウトソーシングアワード2007/2008」の受賞者を決定し、都内で表彰式を開催した。
ASPICは、SaaS/ASPの普及促進を目的としたNPO(特定非営利活動法人)で、1999年より活動している。これまではASPインダストリ・コンソーシアム・ジャパン(ASPIC Japan)という名称を用いてきたが、SaaSという言葉の認知度が高まったことから、2008年1月に現行の名称に変更した。
2回目となる同アワードは、事業者の意欲向上を目的に開催されている。今回より、SaaS/ASP事業者に加え、IDC事業者も対象とし、この2部門に分けて審査が行われた。審査対象となったのは、公募で集まった122社で、そのうちASP・SaaS部門が96社、IDC部門が26社となる。審査員は、応募者との利害関係を持たない有識者で構成される。
ASP・SaaS部門においては、プロパティデータバンクの不動産管理サービス「@プロパティ」が総合グランプリを獲得した。同サービスは、不動産管理業務を支援するもので、不動産業界において400社、11万棟という利用実績がある。審査委員長を務める中島洋氏によれば、このような大規模な実績に加え、業界のニーズにきめ細かく、かつ幅広く対応していることも受賞の大きな要因になったという。
IDC部門においては、富士通の館林システムセンターが総合グランプリを獲得した。同センターは、富士通のアウトソーシング・サービスの拠点となる施設で、1995年に開設された。5,000台という膨大な数のサーバ・ラックが設置されており、それらを運用するための高度なノウハウや、サービスの充実度、セキュリティなどが評価されて、総合グランプリの座を射止めた。
中島氏は、「前回と比べて応募者数は増えたが、サービスの質の面でも高くなった」と講評を語り、その理由として、「2007年に総務省をはじめとする政府がSaaS/ASPを日本のIT政策の中心に据えようとする動きが明確化したことから、社会的な関心度が高くなった」ことを挙げた。
今回の表彰式には、総務副大臣の佐藤勉氏が出席し、挨拶を行った。同氏は、「中小企業を中心とするという日本経済の成り立ちを考えると、SaaS/ASPは国内の産業にとって大きな救いになると考えている」と語り、SaaS/ASPの発展に期待する考えを明らかにした。
(大川 泰/Computerworld)



























