AMD、クラウド・サーバ向けプロセッサ「Opteron 4100」を発表 |マルチコア・コンピューティング|トピックス|Computerworld

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マルチコア・コンピューティング

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AMD、クラウド・サーバ向けプロセッサ「Opteron 4100」を発表

4コア2モデル、6コア7モデルを用意。最安は99ドルから
(2010年06月24日)

AMDが発表したクラウド・コンピューティング・サーバ向けプロセッサ「Opteron 4100」シリーズ。4コア・モデルが2種類、6コア・モデルが7種類用意され、最低価格は99ドルからとなっている

 米国AMD(Advanced Micro Devices)は6月23日、クラウド・コンピューティング・サーバ向けプロセッサ「Opteron 4100」シリーズを発表した。最安モデルは99ドル(1,000個ロット時)だ。

 Opteron 4100は「Lisbon」の開発コード名で知られていた製品で、4コア・モデルが2種類、6コア・モデルが7種類用意されている。従来製品と比べて「消費電力は少ないが、同等のパフォーマンスを発揮する」と、AMDのシニア・プロダクト・マネジャー、ブレント・カービー(Brent Kerby)氏は述べている。

 Opteron 4100シリーズで最も安い99ドルのモデルは、「Opteron 4122」。AMDのサーバ・プロセッサが1,000ドルを切るのはこれが初めてだ。Opteron 4122は4コアで、クロック周波数は2.2GHz、総キャッシュ容量が8.6MB、消費電力は75ワット。AMDと競合する米国Intelの6月20日付けのプロセッサ価格表によると、Intelの最安のサーバ・プロセッサは167ドルとなっている。

 業界では、簡単かつすばやくパフォーマンスを向上させるために、安価なプロセッサを搭載したクラウド・コンピューティング・サーバを多数使用する傾向が進んでいると、Gabriel Consulting Groupの主席アナリスト、ダン・オールズ(Dan Olds)氏は指摘する。
 「現在では、安価な低消費電力プロセッサを大量に使い、効果的に作業ができるかが焦点となっている」(オールズ氏)

 米国SeaMicroや米国Tileraのような企業は、クラウド・コンピューティング専用の特殊な512コア・サーバを発表している。SeaMicroが今月発表したサーバには、シングル・コアのIntel Atomプロセッサが512個搭載されている。

 99ドルでクアッド・コアのOpteron 4122は、「Atomプロセッサよりも消費電力が多いが、はるかに高速に動作する」(オールズ氏)。安価なOpteronプロセッサを搭載した従来型サーバのほうが、特殊なサーバよりもスケールアウト環境に適しているかどうかは、まだ答えが出ていない。

 Opteron 4100シリーズにも、消費電力が32ワットで6コアの「Opteron 4162 EE」「Opteron 4164 EE」がある。これはAMDのサーバ・プロセッサで過去最小の消費電力であると、カービー氏は述べている。4162 EEはクロック周波数が1.7GHz、価格が316ドル。4164 EEはクロック周波数1.8GHzで698ドルだ。

 Opteron 4100シリーズにはこれらのほか、4コアで消費電力が75ワット、クロック周波数が2.6GHz、価格が125 ドルの「Opteron 4130」や、5種類の6コア・プロセッサが含まれる。これらの6コア・プロセッサは、同50〜75ワット、2.1GHz〜2.8GHz、174〜316ドルとなっている。これらのプロセッサは、スケールアウト環境向けの1または2ソケット・サーバへの搭載が想定されている。

 AMDによると、Opteron 4100は従来製品よりも消費電力が24%少ないとのこと。これは製造プロセスの改良などによるものだと、カービー氏は説明している。なお、Opteron 4100は45nm(ナノ・メートル)プロセスで製造されている。

 また、Opteron 4100は、従来のDD2よりも高速で電力効率が高いDDR3メモリをサポートしている。チップ・レベルの改良とハードウェア・レベルの高度な電源管理機能も、サーバの消費電力の低減に貢献しそうだ。

 Opteron 4100は、発表と同時に世界中で出荷された。AMDによると、台湾のAcer、米国Dell、米国Hewlett-Packard(HP)などのサーバ・メーカーが、近いうちにOpteron 4100を搭載したサーバを発表する見込みとのことだ。

(Agam Shah/IDG News Serviceニューヨーク支局)

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