日本オラクル、新世代SPARC T4プロセッサ搭載の新サーバ製品群を発表|マルチコア・コンピューティング|トピックス|Computerworld

CW_Welcomeバナー

header_cwr_head_mid_fl_logo

CW_ADJUST_ウルトラバナー

CW_ウルトラバナー_Topics02

CW_ウルトラバナー_Topics04

CW_ウルトラバナー_Topics05

CW_ウルトラバナー_Topics06

CW_ウルトラバナー_Topics07

CW_ウルトラバナー_Topics08

マルチコア・コンピューティング

RSS

日本オラクル、新世代SPARC T4プロセッサ搭載の新サーバ製品群を発表

処理速度は5倍に向上。ミッション・クリティカル用途に対応
(2011年10月18日)
日本オラクル 執行役員 システム事業統括 野々上仁氏

 日本オラクルは10月17日、最新のSPARCプロセッサを搭載した新しいサーバ製品群「SPARC T4」サーバを国内で提供開始すると発表した。前世代のSPARCサーバと比べ、単一スレッド当たりの処理速度が約5倍に向上しているという。

 同製品群は、シングル・スレッド性能を重視するミッション・クリティカルなワークロードと、高度な同時並列処理の両方で高い性能を発揮するのが特徴。これにより、異なる性能要求を持つ複数のアプリケーションを1台のサーバに集約し、システムの簡素化と稼働率の改善を図ることができる。OSは、 Solaris 10または2011年11月から提供開始予定の「Solaris 11」を搭載する。

 また、ライブ・マイグレーション可能な仮想化機能を搭載。仮想化技術の「Oracle VM for SPARC」や「Solaris Zones」により、Oracle Solarisインスタンス全体の仮想化と、アプリケーションごとの仮想化の両方を仮想化フレームワーク上で提供することができる。また、プロセッサに搭載された新暗号化ユニットは、16を超える業界標準暗号化技術をサポート。これにより、通信、医療、金融サービス業界や公的機関などの高いセキュリティ要件を満たせるとしている。

 SPARC T4サーバには、1CPU搭載の2Uラックマウント型モデル「SPARC T4-1」、2CPU搭載の3Uラックマウント型モデル「SPARC T4-2」、4CPU搭載の5Uラックマウント型モデル「SPARC T4-4」、Sun Blade 6000 Modular System向けの1CPU搭載2Uブレード型モデル「SPARC T4-1B」がラインアップされる。

「SPARC T4-1」サーバ。2.85GHz 8コアSPARC T4プロセッサを1個搭載。最大メモリは256GB

 価格は、SPARC T4-1が234万円から、SPARC T4-2が388万円から、SPARC T4-4が526万円から、SPARC T4-1Bが186万円からとなっている。同日よりオラクルの販売パートナーを通じて販売される。

SPARC/Solaris資産を継承する
高度なシステム統合基盤を提供

 SPARC T4サーバは、オラクルのアプリケーションだけではなく、他社のアプリケーションでも優れた性能、セキュリティ、可用性、拡張性を実現するという。オラクルが今年9月に発表したSPARCベースのエンジニアド・システム「SPARC SuperCluster T4-4」は、SPARC T4サーバの上位機種であるSPARC T4-4を搭載している。

 SPARC SuperClusterは、国内でも近日中に提供開始される予定だという。日本オラクル 執行役員 システム事業統括の野々上仁氏は、「SPARC SuperClusterは、必要なハードウェアとソフトウェア一式を組み合わせた新しいタイプのシステム。エンジニアド・システムには、特定目的のモデルと汎用目的のモデルがあるが、SPARC SuperClusterは、汎用型モデルに位置づけられる。例えば、これまでSPARC/Solaris上で動かしていたアプリケーションは、 SPARC SuperClusterでも動かすことができる。このように、過去の資産を生かしたITコンソリデーションを実現できるのが大きな特徴だ」と説明する。

SPARC SuperClusterの主な特徴

飛躍的な性能向上を遂げた
SPARC T4プロセッサ

本邦初公開されたSPARC T4プロセッサ。8個のプロセッサ・コアを搭載し、最大64スレッドを同時並列に実行する。クロック周波数は最大3.0GHz、コア当たりの独立L2キャッシュ・メモリは128KB、8コア共有L3キャッシュを4MB搭載

 SPARC T4サーバとSPARC SuperClusterに搭載される最新のSPARC T4プロセッサは、シングル・スレッド性能を重視するワークロードと、同時並列実行性を重視するマルチスレッド・ワークロードのバランスを取るため、コア・リソースを自動的かつ継続的に調整するダイナミック・スレッド機能を装備する。

 「前世代のSPARC T3プロセッサは並列処理に優れていたが、シングル・スレッドがやや遅いのが欠点だった。しかし、新世代のSPARC T4プロセッサでは、クロック周波数が前世代の1.65GHzから最大3.0GHzに飛躍的に向上している。また、ダイナミック・スレッド機能など、スレッドの実行処理を高速化するための最新のテクノロジーが盛り込まれており、過去10年間のSPARCの中で最も飛躍的な性能向上を達成したモデルだと言える」(野々上氏)

 最後に野々上氏は、ヘミングウェイの長編小説『The Sun Also Rises(邦題:日はまた昇る)』の題名を引き合いに出し、「旧サン・マイクロシステムズ買収を発表して以来、他社から激しい攻勢を受けてきたが、今や我々は、SPARC T4プロセッサやSPARC SuperClusterといった時代をリードする製品を市場に投入し、製品開発もさらに加速させている。再び“日が昇る”時代が必ず来ると確信している。引き続き、お客様のビジネス・パフォーマンス向上に貢献していきたい」と意気込みを示した。

(大川 亮/CIO編集部)

記事詳細テキストバナー

ページの先頭へ戻る