震災を受け情報システム部門が直ちに取るべき行動とは――ガートナーが指針を公開
データセンターとオフィス/在宅勤務の視点から、計画停電への対策をガートナー ジャパンは3月18日、3月11日に発生した東日本大震災や、それに伴って実施されている計画停電に対して、企業の情報システム部門が直ちに取るべき行動を提言するレポートを公開した。同社サイトからダウンロードできる。
ガートナーはレポートの中で、今回の震災のような大規模災害において、情報システム部門は「ITインフラが設置されているデータセンター側とユーザー側 (オフィスまたは在宅勤務) の2つの側面から、確実かつ漏れのない、常に最悪の状況を想定した行動指針を持つ必要がある」と指摘。現在、関東地方で実施されている計画停電に対して、自社データセンターを運営するうえで必要な行動指針、またオフィスや在宅での勤務で必要となる行動指針、という2つの視点から論じている。
このレポートで、ガートナーが「推奨事項」としてまとめているのは次の4点。
- データセンターに自家発電装置を保有している企業は、燃料消費をシミュレーションしながら、自家発電装置の稼働で計画停電を乗り切る。また、燃料が底をつく最悪の場合に備えて、セカンダリ・サイトの利用を検討する。
- データセンターに自家発電装置を保有していない企業は、各マシンを停止順どおりに確実にシャットダウンさせ、計画停電終了後に立ち上げるための対策を実施する。
- オフィスビルに設置されているユーザー側の機器 (デスクトップPC、サーバ、通信機器等) については、計画停電に際して適切なシャットダウンを行う手続きを確立する。また、オフィスには、通常は操作の不要なオートロック等の設備がある。計画停電時には、こうした設備についても操作が必要になることがあるが、管理を担当する部門が意識していない場合が多いため、情報システム部門からも注意を喚起する。
- 公共交通機関の運行が不安定なことから、在宅勤務を余儀なくされる従業員が出てくるため、自社に最適な臨時の在宅勤務ポリシーを策定し、臨時サポート体制の早期の確立を目指す。ただし、臨時の在宅勤務従業員の増加や個人所有PCの利用による情報漏洩のリスクには十分配慮する。
レポートは、同社サイトの「事業継続管理 (BCM) に関する特別レポート一覧」からダウンロード可能。またこのページでは、「灰じんからの再起:アイスランドの火山噴火に学ぶ事業継続管理」など、BCM関連の過去のレポートも提供されている。
(Computerworld.jp)



























